各レースの前に試走を行い、100mタイム計測を行い発表します。このタイムはマシンのコンディションを測る上では最重要な要素で、試走はオートレース予想の大きな要素といわれています。
▼100mタイム計測例
試走タイムでマシンの良し悪しがわかっても、スタート位置が異なるハンデを考慮する必要があります。ハンデ10mを0.01秒として考えます。試走タイムとハンデを加算することで想定競走タイムを算出することができます。
想定競走タイムが少ないほど、速くゴールすることになりますので、理論上は、
5-8-6 となります。
しかしながら、試走はひとりひとり順番にタイム計測をします。一方、実際のレースは他の選手が障害物となり、後方の選手は抜いていく必要がでてくるため、試走のように自由に走ることは難しくなります。後方の選手同士でけん制している間に、先頭の選手が逃げ切ってしまうことも。どのようなレースになるのかをイメージすることがオートレース予想の楽しみといえます。それでも試走タイムは重要であることは間違いありません。
重ハンデが強いから勝つと単純に考えるのではなく、0ハン(ハンデ0m)の選手が逃げ残れるのかを見るのが公営競技で唯一、スタート位置が違うハンデのあるオートレースだけの醍醐味。応援した0ハンの選手が勝ったときのテンションはマックスです!