試走タイムが出るまで予想をしないというのは、オートレースを楽しむには非常にもったいないです。
出走表が発表された時のメンバーをみて、過去の実績などから注目選手を決めておき、いざ試走タイムをみて最終判断という流れが理想的です。試走はタイムを知るものだけでなく、「気配」をみるものでもあるのです。全選手の試走を一度に見るには至難の業ですので、まず確認する人数を絞って確認すると良いでしょう。
試走タイムと自分の見た目評価が合えば、信頼度が上がります。
ミスが無かったか、タイヤが滑ってないか、コース取りは外を大回りしたか、内を回ったか。
外を走る選手はアクセル開けて走るのでタイムは速くなり、内を走った選手はアクセルを絞り気味に走るのでタイムは遅くなります。外、内のどちらを走るのかは、選手の競走スタイルが大半を占めています。内を締めて後続を抜かせないスタイル、いわゆるイン屋の選手は試走タイムも遅いです。アクセル全開でブンブンと走るアウト走法の選手は試走タイムが速くなります。
これも試走タイムの補正要素として考えると良いでしょう。
例外として、タイヤ・エンジンを試したく、普段と違うコース取りをする選手もいます。このときは「なんか試してるな。。。?」と見ることもできます。
また、補足ですが、試走の外、内どちらを走るのかは、走路状況によって変わります。良走路の場合は、内、外と使えても、湿走路や斑走路になると内しか使えない場合もあります。ここでも天候は気にしておきましょう。
枠番抽選など以外は、強い選手が外枠になります。「どの選手が強いのかな」と見るときには外枠の8号車からチェックしていくと良いでしょう。
ならば「外枠から買えば当たるのか」というと、ハンデがあるので必ずしもそうでないというのがオートレースの難しさでもあり、魅力なのです。