ヤマコウでございます。
宇都宮競輪場で行われた高松宮記念杯競輪、
優勝は稲川翔で幕を閉じました。
デビュー9年で優勝を成し遂げたあたり、
一歩一歩着実に力を付けて、努力でもぎ取ったといった感じでした。
いい素質を持っていながら、
勝負に対する甘さもあり、なかなか花開きませんでしたが、
失敗を重ねて、一つ一つのレースを真摯に振り返り、
ホントに味のある選手になりました。
「親の背中を見て子は育つ」
とよく言いますが、
まさしく親の背中(近畿の先輩選手)を見て、子(稲川翔)は育ちました。
武田豊樹が、名古屋競輪場で行われた日本選手権競輪でこんなことを言っていました。
「今の近畿ラインは、日本一だと思う」
この発言は、GⅠを走る競輪選手の本音だと思います。
私達が20代の頃、
近畿地区の選手は、一匹オオカミと言った感じの選手がたくさんいました。
同じ地区でも納得できなければ、とことん競る。
「和が大切」
こんな感じの中部地区では、考えられないことでした。
いいとか悪いとかではなく、そういった地域性の違いはどこにでもあります。
若い選手が、先輩選手のために頑張る。
あるいは、自分の格を上げるために競りに行く。
そこには、中部地区にも近畿地区にも古き良き競輪がありました。
時代は進んで、「自分の戦い方が最優先」
よりも
「やはり自分の勝利が最優先」といった考え方が大多数を占めてきます。
そこには「個」としての強さもあり、弱さも同居しています。
そこに村上義弘が、徐々に台頭してきます。
徹底先行で、相手が誰であろうと主導権は譲れない。
ぶれない姿勢を貫く姿は、多くの競輪ファンの心を掴みます。
それは、いつしか「魂の走り」と呼ばれるようになりました。
相手がどれだけ強くても、先行選手として戦い方では負けない。
この走りに、多くの若い選手も魅せられていきます。
特に、同じ近畿地区の若手選手は、身近に接してきました。
自分のやるべきことは何か。
村上は、徹底して自分の役割を追求していきます。
その姿は、まさに「鬼神」というのに相応しいものでした。
その延長線上に、名古屋ダービー決勝戦の稲垣裕之の走りであり、
宇都宮の高松宮記念杯競輪最終日第9レースの、南修二の走りでした。
全国各地で、近畿地区の選手には「強い意志」というものを強く感じます。
そんな、強い意志を持った選手が集まる地区が結束するとやはり強いです。
近畿地区特有の一匹オオカミ的な部分が、見事に花開きました。
「強力なリーダー」がいる地区は強いと、
稲川翔の優勝を見て思いました。
彼の優勝インタビューも、心揺さぶられるものがありました。
それは、決してフロックではない、
必然の優勝だったと言えます。
イナショウおめでとう!
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2014/06/22 23:52 閲覧数(1606)コメント(0)

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