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競輪祭決勝振り返り

2016/12/08 14:00 閲覧数(1115)
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みなさんこんにちはm(__)m
ヤマコロジーの時間です。

今、佐世保記念競輪の記者室で執筆しています。
4R終わったところですが、
中井太佑、清水裕友、取鳥雄吾と若い選手が勝ち上がっています。
競輪祭は新山響平が初優出。
岸和田記念も、徳島の太田竜馬が大活躍。
徐々に世代交代が始まっています。

さて、競輪祭の話に戻りますが、平原康多の優勝で幕を閉じました。
常々「GⅠを獲ってGPに出たい」と言っていました。
まさしく有言実行。

賞金争いをしていた竹内雄作と、吉田敏洋が2次予選で脱落。
準決勝の時点で平原はほぼ当確でしたが、
盟友の武田豊樹は準優勝以上しかGP出場できません。
焦点は、敏洋と武田の9位争いになってきました。

決勝戦が始まり、検車場で敏洋が静かにレースを見守ります。
そこには誰も近寄れません。
独特のオーラが出ていました。

号砲がなって、Sを取ったのは新山。
後ろ攻めが深谷知広。
残り2周半で新山を押さえると、後ろを警戒して新山にプレッシャーを与えます。
中団は平原。
ホームで新山がかましますが、深谷が強じんな踏みなおしをして合わせます。
外側に浮いた新田祐大が邪魔になって、内側に包まれ平原ピンチ!
と思った瞬間、前の稲垣裕之が単騎でまくって行きます。
これで息を吹き返しました。
2センターで抜きに行くと、一気に加速して優勝。
2着には武田が入りました。
ゴール前は、バックのオーロラビジョンを確認する余裕も…。
武田の着が気になったのでしょう。
それくらい余裕の勝利でした。

稲垣の2コーナーまくりを、いとも簡単に捕える平原のスピードは異次元です。
その瞬間、敏洋の悲願である「GP出場」は夢と消えました。
すぐには声を掛けられませんでした。

敏洋からすると、
深谷の先行は胸に刺さるものがあったでしょう。
私も、同じ立場で見ていた時、
「俺のためにここまで頑張ってくれている」
そう感じて見ていました。
走っている深谷からすると、そこまで思っていなかったとしても、
非常にデリケートに、何から何まで感じるものなのです。

レースを終えた敏洋を囲む中部勢は、みなお通夜のような表情でした。
それくらい、今年の敏洋の頑張りは分かっていました。
今年は報われませんでしたが、この経験は次の大舞台で必ず生きると思います。
その日まで、刀を磨いて頑張って欲しいと思います。

そして、最後にワンツーを決めた関東両者ですが、
底力はさすがです。
賞金争いを制して優勝。
武田は、2着まで入らないとGPに出られないプレッシャーの中で、
よくぞ結果を出しました。
武田と平原、そして村上義弘の精神力は他の選手のさらに上を行っています。

GPの戦いが今から楽しみです!

 

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コメント(1)

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セーナパティ

ヤマコーさん、本当に素晴らしいコラム、ありがとうございましたm(_ _)m

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