ヤマコロジーの時間です。

21日はKEIRINグランプリ2016の前夜祭ですね～。
その一方で、
広島競輪開設64周年記念競輪（ひろしまピースカップ）の前検日でもあるのです。

検車場には、昨年の覇者である金子貴志や
一昨年の優勝者神山雄一郎、
3年前の優勝の川村晃司まで、3年連続の優勝者が揃いました。
おまけに、広島初登場の深谷知広が追加参戦です。

この追加は、伊東温泉記念競輪の前に入ったらしく、
しっかり調整しての広島入りでしょう。

さて、前回の伊東温泉記念競輪の決勝戦、
優勝は熊本の松岡貴久でした。

残り2周で徳島の山形一気が先行態勢に入ります。
深谷を簡単に逃げさせたらまくれない、と思っての飛び付きも考えていたのでしょう。
それでも、
準決勝で地元の小林則之の先行の7番手からまくれず、3着になった反省があって、
強引に仕掛けていきました。
そこから丸々1周もがき合い。
深谷も強かったですが、山形も強かった。
残り1周で出切って一息ついたところで、
なんとノーマークだった単騎の後閑信一がかましました。

その後ろに、貴久がいたこともあり、何と最終バックでは先行する後閑の番手。
誰も予想していない展開となりました。
番手の貴久が、４コーナーから全力で抜きに行って優勝！
いつもクールな彼のフォームが乱れていました。
優勝したい！という気持ちが非常に伝わってくるシーンでした。

優勝インタビューは終始クールな感じでしたが、
彼の持ち味が出ていて、話していても非常に楽しかったです。

これで記念競輪初優勝。
中川誠一郎に続いて、GⅠを獲ることを期待したいです

貴久は、今年の4月の熊本地震を高知記念競輪で迎え、
高知の決勝はいつもの貴久の雰囲気ではではなかったと思います。
走る前から気迫十分、チャラい雰囲気が消えていました。
トップに上がる選手は、まず顔つきが変わってくるのですが、まさしくそれ。
あれ以来、チャラチャラした顔は無くなってきたように思います。
それは、今回の山形一気にもいえました。

さて、広島記念の初日に目立った選手は、
特選からは原田研太郎に園田匠、
予選からは、河端朋之、野原雅也、高橋和也。
伊藤成紀は展開が向いて、混戦になれば出番十分の脚勢です。
逆に、地元のエース松浦悠志は、まだ落車の影響があるように感じます。

明日から2次予選と優秀戦。
今年最後の記念覇者は誰になるのか、興味は尽きません。