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上野ポルノ映画館に見た類似点

2016/09/25 17:05 閲覧数(2095)
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人目を偲び
背徳感を抱えながら
劇場の重く厚い扉の前に立つ
この扉の向こう側には如何なる世界が俺を待ち受けているのであろうか…。

時代が変われば…
ではないが、この世界(ポルノ映画館)の変貌ぶりには驚かされた。
と…、感じたのであるが、ちょっと待て。
この現象って、今の時代の『競輪場』や『オートレース場』に、かなり似ている…と激しく思った。

では、お話を戻しますね。

驚きその1
ポスターのデザイン。
この手の作品のポスターと云えば『凝視したいのだが、してはいけない…』チラ見が精一杯的な。
何処となく陰があり、何処となく憂いを帯び、少しのエロスを感じさせる構図が当たり前であったはずではなかろうか。
平成の今はどうだろうか。
いかにも、DVDのパッケージの佇まいには『背徳感』や『憂い…』
そして、最大のテーマである『エロス』すら感じない。
むっつりスケベよりオープンスケベの方がイメージ的に良いのは分かるのだが、ある種の『陰』だけは永遠に…と感じてならない。

それに被せてのお話…
最近のビッグレースの開催ポスターはどうだろう?
やはり、この世界と同じく、オープンになっている。
選手に皆さんがコスプレしたり、シャレの効いたデザインとキャッチコピーは当たり前。
明るく健全なイメージを打ち出した構図になっている。
古くからのファンにしてみれば、頭の中で『?マーク』全開であろうが、時代と共に変化を見せつけなければ衰退するのみ。
両者共々、あの手この手を打ち出している感は否めない。

驚きその2
そして、何よりも驚かされたのは封切り当日のイベント内容。
主演女優の舞台挨拶から始まり、本編の上映。
そして、上映後には握手会とサイン会の実施。
劇場前には作品で主演女優が着用した衣装の展示。
いゃあ…溜息
まさに、ロードショー的な扱い。
古くからポルノ映画を支えてきたファンへの恩返しと新規の取り込みであるのは明らかではあるが、なんか違う気がしてならない…。
先にも綴ったが、其処には『背徳感』と云うものが存在しないのであろうか?

これも然り。
『そんな事にカネ掛けなくてもいいだろ!』的な、イベント内容と、その多さ。
ただ、あちらもこちらも思惑は同じだと言える。
話題性や影響力・注目度。
先にも綴ったが、新規ファンの取り込み。
その為には、多少の金銭的リスクは厭わない…。
否定はしない。
ごもっとも!と言いたいところではあるが…。
しかしだ!
それを全てヨシ!と捉えて頂けるベテラン様の方々が果たしてどれだけ居るのか?
それをナシ!と烙印を押したベテラン様の居場所はどの様に考えているのだろう?
いづれにしても、新規とベテラン様の共存は、その先にある共栄に繋がるのか、両者共々腕の見せ所であったりしてね。。

時代が変われば…
其処には明確な答えと云うものは永遠に存在しないのでありましょうか。
不忍池に集う『ポケモンGO』の民を横目に見ながら、劇場内に消えてゆく『ポコチンGO』の民の移り変わりに複雑な想いを感じた昨夜のお話であります。
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