以前競輪を始めるきっかけを書かせてもらいましたが、まさかコラムテーマになるとは。

この先見の明が車券に活かせないのが辛いとこ（笑）

自分は川崎桜花賞で競輪デビューをしましたが、自宅が大田区で川崎が一番近い競輪場でもありました。

競輪の魅力に惹かれた自分は予備校や図書館で勉強と称して、京浜急行に乗って一目散に競輪場へ！

京浜急行沿線には川崎だけでなく、花月園競輪場もありました。

そんなわけで、東京出身ですが南関の選手を注目することが多かったです。

競輪をはじめてしばらく経ったある日。

ホーム川崎での開催が無く、花月園に向かってました。

その日はちょっと予備校に顔を出してからの出陣でしたので後半レースからの参戦でした。

花月園前駅からJRや京浜急行の列車を見ながら橋を渡り、その橋を渡り終えると競輪客相手の定食屋兼呑み屋を右手に見ながら、しばらく坂を登る。

そうすると、ようやく花月園の文字がかかった看板が目に入ります。
エスカレーターで入り口までご案内。

小高い丘の上の競輪場で、昔ながらの鉄火場の雰囲気を色濃く残してた川崎とは対照的な競輪場でした。

お金なんて言ってられる身分ではなかったので、専門紙は買えずに白競と言われる出走表と自分の定番日刊スポーツを交互に見ながら、拙い予想をしてました。

そして迎えた最終レース！

いつも花月園では1コーナー上段辺りの無料給湯場近くに陣取るのですが、最終レースは直ぐに換金できるように、いや直ぐに混雑の電車に巻き込まれること無く帰れるようにゴール線近くで観戦してました。

選手入場のWAY TO VICTORYが流れ始めると紅の【龍】旗がはためき始めました。

おそらくS級シリーズの特選レースだったんだろうと思います。

地元神奈川の佐々木龍也選手との初めての出会いでした。

次回に続く！