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平塚記念

2019/05/18 15:18 閲覧数(805)
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みなさんこんにちは。
ヤマコウです。

ただいま宇都宮競輪開設70周年記念「ワンダーカップ」が絶賛開催中ですが、
先日終了した平塚記念競輪決勝についての私見を述べたいと思います。

決勝戦は南関東5車(松井宏佑―和田真久留―郡司浩平―中村浩士―岡村潤)が有利に進めると思ったのですが、ふたをあけると清水裕友-松岡貴久のラインに翻弄されて、結果的に漁夫の利を得た松岡健介が優勝して幕を閉じました。

健介は、私もたくさん走ったので思い入れのある選手の一人です。
すぐに祝福のLINEをしました。
かえってきた返事は
「フォームは変になる一方です(^^;)」
と、とても優勝者とは思えない返事が…。
上昇志向が強いのでしょう。笑

レース後、松井が泣きじゃくって敢闘門に引き上げてきました。
私も泣きじゃくって敢闘門に引きあげてきたことがあったので(2011平塚GP)気持ちはわかりますが、私のうれし涙とは違うものでした。
ラインに5車いながらラインが空中分解して優勝者を出せなかったことが大きかったのでしょう。
後ろの和田や郡司も松井をねぎらいましたが、自分の納得のできるレースではなかったということです。

今回、健介が優勝しましたがいろんな要素が混ざり合っての優勝でした。
まず、南関東勢が5車勝ち上がって並んだことが挙げられます。
5車並ばれると、対戦相手は打つ手が非常に限られてくる。
6番手からはまくれないので、先行覚悟で突っ張ってどこかに入り込む、あるいは番手に飛びつくしかないのです。
それをしたのが清水裕友でした。
健介は第三のラインなので、混戦を期待することが許される立場です。
清水のレースはさすがでした。
安易に6番手まくり…というレースではなく、見せ場を作って地元勢に対峙していきました。
記念の優勝も大事ですが、清水はもっと先を見ていると思わせるレース運びでした。

松井も清水をかまして先行することはできましたが、経験不足という印象を受けました。
もちろん松井は悪くありません。
自分の勝利を狙うのは大前提ですから、あれはあれでよかったと思います。
ただ、松井は後ろの和田や郡司に貢献したい…、でも1周かましなら自分にもチャンスがあるかも…とレースの目的が定まらないまま走ったのが敗因だったと思います。

同じようなレースが、3月の防府国際トラックGⅢ決勝でもありました。
後ろに河端朋之―桑原大志がいる中、宮本隼輔が「自分も優勝を狙っていく」とレースに挑んで高久保雄介に突っ張られました
結果、桐山敬太郎が優勝。
あれも、目的が定まらないままレースに挑んだことでした。

松井はダッシュがあるので、前を取ってから巻き返すレースが得意パターンです。
しかしその戦法は、対戦相手の都合でレースが動くので、自分でレースを作っているわけではありません。
そのあたりの経験不足もあったでしょう。

わたしの時代も番手まくりはありましたが、今はあまりにも多すぎて若手の芽を摘む一因になっています。
車券を買うファンは分かりやすいでしょうが、なんでもかんでも「発進―番手まくり」では、若い自力選手の「先行疲れ」を懸念してしまいます。

自分のレースとは何か…をもう一度考えて若い選手にレースを取り組んでいただきたいと思います。
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