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青山周平選手はS1を維持できるでしょうか?

2014/04/21 4:35 閲覧数(1682)
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今週末からはオールスターが始まりますが、浜松の優勝戦、中村雅人選手は強かったですね。雨もそこそこ乗るのはわかっていましたが、今日の走りは完全に雨巧者です。別に森選手のファンではないですが、心情的には勝たせてあげたかった。でも湿走路でのあのイン差しは見事です。タイヤが合ったのでしょうが、これで全天候型の選手と言えるし王者の後継者に一歩近づいた気がします。

さて青山周平選手です。ちょっと前ですが伊勢崎優勝戦を振り返ってみましょう。
ナイターですので当然走路は冷えています。試走は3.28。初日・2日目は3.40を切りましたが、一頃と比べると物足りない時計です。カマシが決まって抜け出す展開にもかかわらず。
エンジン的に対抗できるのは田中茂選手。

CS放送のリポーターが、「この位置で優勝しなかったら、いつするのですか?」と田中茂選手が言ったとか。その真偽は私にはわかりませんが、ただ私が思うには、先にさえ行けば負ける気はしなかったのではないでしょうか。

レースのことは観ていただければわかる通り田中選手が先行しました。二回ほど青山選手が田中選手のインを覗くシーンがありましたが、あれはオートレースを知っている者ならわかりますよね。あのまま入っていたら間違いなく当たります。田中選手は外からの捲りを警戒して直線ではやや外目で、コーナーでは加速を付けて思いっきり締めていました。最周回の4コーナー立ち上がりと直線は外からのチョイ差しを警戒して張りにいっただけで、一瞬、青山選手が出たように見えても外の方が伸びるのがオートです。結果はご存知の通りです。

周平クンのコーナースピードは確かに速い。しかしあのスピードだとどうしても立ち上がりが膨れます。だからマシンの向きを変えるタイミングが少し遅れる。ゆえにS級上位者のインを覗いても抜き切るには直線が足りない。

さらに周平クンの走法は、タイヤ・マシン(フレーム等)にかなりの負荷を与えているような気がします。
気になるデーターがあります。昨年の同時期と比較すると上がり時計がかなり落ちていることです。もちろん走路状況や枠が違いますので一概に比べることはナンセンスなのは承知していますが、それにしても気になりますね。

これから走路はさらに熱くなって滑るし、SGでは周回数が増える。ナイターで冷えているはずなのに周平クンはよく滑っていました。ただ、あれだけ滑らせて勝ってしまうのですから、凄い選手であることは間違いないのですが。

けれども平場開催の6周回の優勝戦でも厳しいのではと思っています。0オープンの枠番抽選なら別ですが、S1である以上8枠に置かれますので、基本的には内枠にS級上位者がいる可能性が高い。優勝戦に乗るのですからエンジンもそれなりに仕上がっているでしょう。スタートから1・2コーナーさえ先に行ければ田中選手と同じ戦法を取るとすれば・・・。
もちろんほかにも選手はいるのでそんな単純ではありませんが、今の周平クンの走法では厳しいのは間違いないでしょう

優勝戦には乗るけど優勝できない・・・、という状況がありそうな気がしています。


個人的には前にも書きましたが、インで我慢する走りを身に付けてほしいと思っています。けれども周平クンのファンからすれば、あのスピード豊かな走法こそが魅力的なのでしょう。私の望む走りをしたらスピードが落ちてしまうのは確かですから、本当に悩ましいですね。

でも永井選手を見ていればわかります。彼の走法もタイヤとマシンに負荷がかかると思うので、調子の落差が大きいのではないでしょうか。まぁ、あくまでも王者や浦田選手や中村雅人選手と比較してという意味ですが。

周平クンに対する私の心配は事故をきっかけとしたスランプに陥ることです。私の長いオート歴の中でそういう選手を何人も見てきました。スピードがある選手ほど、その反動が大きいのも事実です。

周平クンは30歳なのですね。これが25.6歳の選手だったらしばらく今のままで良いと思うのですが、昔からオート選手のピークは30代と言われています。もちろん例外もありますが、彼はオートレーサーとしての歴史は浅くても、バイクレーサーとしての歴史は長い。しかもトップクラスにいた選手です。相当の柔軟性と対応力を身に付けているはずですが、10年なんてあっという間に過ぎてしまいますからね。


青山周平選手はどんな方向にいくのでしょうか。あくまでも豪快なスピードにこだわりを持って走ってゆくのか、それとも絶対王者や浦田選手や中村雅人選手を抜くにはどうしたらいいのか、と考える選手になってゆくのか・・・。

ファンの方に怒られてしまうかな、と少しビビッてますが、正直言って一人の選手にこれだけ関心を持ったことは今までありません。別に好き嫌いはないですが、私のオートレースの常識を超えた部分を彼は持っている。しかし不安部分も感じている。もしかしたら彼のピークは2013年の前半だったという可能性もなくはない。

もちろん、まだ結論を出す段階ではないので、とりあえずオールスターをじっくり観させてもらいます。ファンの方ごめんない。


ところで先日初めて浜松オートレース場に行ってきました。
最初の印象は、スタンドとオーバルコースが近くてけっこう臨場感があるなと思いました。
私ももういい歳なので、できれば死ぬまでに(笑)、今年中に山陽・飯塚に行ってみたいと思っています。でも千葉から飯塚市・山陽小野田市は遠い・・・。

ちなみに外れ車券です。レース場に行ったらカツカレー・カツ丼は定番ですよね。負けましたが・・・(笑)
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