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『ありがとう』と云う言葉@浜松オートレース場

2017/08/30 22:55 閲覧数(704)
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船橋オートが廃止になり、今や全国5場になってしまったオートレース場。
各場其々の魅力があるもの。
レース場グルメであったり、名物予想屋さんであったり、車券の相性であったりと、人其々の楽しみ方は勿論、観戦スポットなどあったりする。
さて今回は、俺が一番好きなレース場のお話を(車券的相性は除きますよ!)


2014~2015年の二年間。
Gambooイベント&生放送にて、毎月お邪魔させて頂いた浜松オートレース場のお話。

記憶を遡れば、浜松オートレース場に初めて行ったのは約10年前。
走路とスタンドの位置が近く、競走車の爆音とオイルの匂いが肌で感じられ、オートレース好きは勿論、バイク好きにとっては俺の身体を金網にしてくれ!と願いたいくらいの何とも魅力と迫力に満ち溢れた場であった。
そして、もっと驚かされたのは、金網沿いに敷き詰められたレジャーシート!
初見の人間にしてみれば、いったいこの光景は何だ!
お花見か?と我が目を疑わずにはいられなかった。
その敷き詰められたレジャーシートには、お弁当や飲み物持参の家族連れのファンの皆様。
川口や船橋・伊勢崎では絶対に見られない光景。
ドン引きどころか、ビックリしたのが本音であった。
話は少し反れるが、静岡競輪場ではこのレジャーシートの光景が今でも健在だとか…。
と言うことはだ!
これって、アル意味『静岡県名物』の光景だったりするのかね?
実に和やかで、場の雰囲気を楽しんでいる様にも伺える。

さて、ここからが今回の本題ちゃ本題。
先にも綴りましたが、浜松オートレース場に初めて訪れた約10年前。
普段、遊びに行かせて頂いている川口オートレース場のお客様との違いが明らかになる。
何と申しましょうか…。
お客様同志の交流が盛んである事に驚いた。
要は『知った顔』の皆さんの集まり。
故に、お客様同志の仲の良さ。
傍から見ていて、レジャーシートの光景同様に和やかであり、羨ましかった。
そこには、公営競技場(ギャンブル)場特有の殺伐とした雰囲気は微塵も感じなかった。
そして、普段見ない顔・見慣れない顔の人間に対して冷たくあたるのではなく、フレンドリーに声を掛けてきてくれる。
『見ない顔だねー?何処から来ただに?』
『川口から来ました…』
普通であれば、アンタも好きだね!ご苦労なこった!
と、鼻であしらわれて終わりのお話。
しかし、浜松オートレース場のお客様は此方が予想していた返しの言葉とは真逆の回答。
『わざわざ川口から来てくれてありがとう!川口みたいな都会のレース場ではないけれど、ゆっくりしてってよ!』

ありがとう

オートレース場に来て、まさかこの『ありがとう』と云う言葉が聞けるとは思ってもみなかった。
オートレース選手や関係者が言うのならばまだ分かる。
しかも、場に遊びに来ているお客様からの言葉は重みが違う。
まさに、お客様に愛されている場であり、大袈裟な言い方をしてしまえばだが、お客様一人一人がハンデラインに並ぶ9人目の選手なのかも知れない。


昨年のSG日本選手権オートレース。
鈴木圭一郎選手が完全優勝を成し遂げ、記録は勿論ではあるが記憶に残った素晴らしいシリーズ。
約1年半振りに完全プライベートにて浜松オートレース場へお邪魔させていただいた。

『あれ?今日はどーしたの!』

遊びで来た旨を伝えると…

『わざわざ来てくれてありがとう!』



10年前、浜松オートレース場に初めて訪れた時にお客様から頂戴した言葉。
あの頃も今も、浜松オートレース場は変わってないのだと想うと何故か嬉しくなった。


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