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川口・準決勝戦と新タイヤについて

2015/01/26 19:45 閲覧数(978)
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川口・準決勝戦の4レースとも今のオートレースを象徴している結果になりました。32期生が0ハン単騎の場合は1着。同ハンの0の場合は先行されて抜けずに終わり。前に1台いた益選手もやはり抜けず。
12Rは松永選手の試走に注目していましたが、3.41という試走でこれは3.46台もあると思い、益・木村の両選手が抜けない可能性が出てきたと感じました。結果的にその予想は当たったのですが、では車券はというと、とてもではありませんが買えないです。それでも買っている人がいるのですから凄いですね。


まぁまだ新人ですから捲りで抜けないことは珍しくないです。けれども益選手がインを覗いた時、これは術中に嵌ったなと思いました。あのコースを走っている限り、松永選手は切り返しで抜ける相手ではないです。彼は時々逃げで高配当を演出しますが(私も何度かお世話になってことがあります)、今日はその典型的なパターンになりましたね。元々インが堅く(締める)合わせる競争も上手です。1番車で3.41だったら実質は3.38・39に該当するので、後ろは大変だろうと思いました。木村選手がインから行って反妨になったのは、まぁ仕方がないでしょう。外から行っても抜けませんから。福村選手の道が空いて前は松永選手だけ。それはやる気になるでしょうね、絶好展開ですから。しかも同じ所属で何度も戦っている相手です。益選手とは違ってあっさり抜きました、当然ですが。50Hで先行した深谷選手が、それに便乗するように乗っかって2着。松永選手の3着でさらに配当を押し上げました。


オートレースとはこんなものと言ってしまえばその通りですが、捲りという抜き方が如何に頼りないかということを、よく表していると思います。もちろん32期に限らず、いわゆる若手と呼ばれる選手は、どちらかというと捲り選手が多いのではないでしょうか。私にとっては、なかなか車券対象になりにくい選手たちです。捲りが決まる時はあっさり抜いてしまう、けれども抜けない時は最後に滑らせてどっかに飛んでしまう。皆さんもそういうレースを観たことが何度かあるのではないでしょうか。


9Rの長田クンもね、もう少し試走をしっかり走らないといけないですね。11Rの小栗クンはしっかり試走を出して、本走もその通りに走りました。ただ間中選手と山際選手の走りが予想外で車券は外しましたが。でもこれは自分が悪いのです。0ハンの引っ張りが速ければ、追走する方も時計が伸びることはよくあることですから、少なくとも1-3という車券は押さえなければいけないでしょう。私としては、軸はあくまでも鈴木清選手でしたから、あまり悔いはないにしてもですが。でも想定通りの上がり時計を出して2着以内に入れないのですから仕方がありません。


以前にも書きましたが、2級車から1級車に乗り替わったら本来はそれだけで10m下げるべきです。確か昔はそうだったような気がします。もしそうだったら32期の選手たちの成績は違ったものになったでしょう。私達の予想も、もう少し楽だったと思います。まぁこれから苦労するでしょうが・・・。


それで、ということになります。新タイヤについてです。

一応説明では年間を通じてコントロール性能の向上と書かれています。ということはタイヤそのものをもう少し硬くするのかな、と思っていましたが、CS放送で解説している板橋氏の話では、触った感じでは柔らかいらしいですね。選手の話としてもグリップ力があるようなので、おそらく食い付きは良いのでしょう。でも、もしそうだとする摩耗が早いと思うのですが。滑りにくくするのならば食い付きを良くするしかないのですが、そうなれば選手達は増々スピードを出そうとするでしょう。となると耐久性に問題が生じるような気がします。


もう昔の話ですが、滑らないタイヤは存在しないと、あるタイヤメーカーの技術者から聞いたことがあります。これはスタットレスについて言ったことですが、バイクに限らず、どの用途のタイヤでも同じことは言えるのではないでしょうか。オートレースに関して言えば昔から滑りとの闘いです。その中で選手達は、如何に滑らせないで抜いてゆくかを考えたと思います。でもここ10年ぐらいのオートは、滑るのがいけないんだ、タイヤさえ改良すれば、というような意見が多いようです。しかし本当にそうでしょうか?

32期の選手について書いた理由がここにあります。おそらく新タイヤの導入で32期はしばらく活躍するでしょう。今日の益選手にしても3周目ぐらいから滑りまくっていましたが、新タイヤになれば松永選手を外から抜けるかもしれません。32期に限らず、いわゆる捲り選手と呼ばれる人達にとってはチャンスになるでしょう。しかし摩耗が早いとすれば、3走・4走と重ねていると、試走では好時計を出しても後半が持たないということがありそうです。

何度も言いますが、タイヤの性能が上がれば上がる程、速度を上げようとするのがオートレーサーの習性です。また、そうでなければ選手とは言えません。けれども、その分危険性が増すことも忘れてはいけないと思います。

過去に何回かタイヤの改良がなされました。その理由はだいたい選手からの要望です。でも30年以上観てきた者からすれば、結果は同じでは、としか言えません。私としては、むしろ逆にして欲しいと願っています。逆とは何か、それはタイヤを硬くしで肉厚も上げる、そうすれば滑りにくくなるはずです。もちろんデメリットとして跳ねることが多くなるでしょう。当然スピードも出ません。しかしそうなれば選手間の速度の違いが減少し、接近戦が増えるようになると思います。オートレースはタイムを競う競技ではありません。あくまでも1着を争うものです。そういうレースだからこそ観客は興奮し、自らのお金を使って車券を買うのではないでしょうか。

いずれにしても様子を見ることになるでしょうが、正直あまり期待しない方が良いでしょう。ただ車券戦術としては、2ヶ月ぐらいは外を走る選手が有利かなと考えています。でも夏場にその反動が必ず出ると確信していますが。もう一つは事故が多くならないことを願っています。



さて明日の優勝戦。朝方に雨が降りそうな予報ですが、昼間は晴になっているので良走路の前提で、ということにします。

番組が優勝戦とは思えないハンデ構成になっているのはご愛嬌として、たまにはこういうのも「ありかな」と思います。
各ハンデに2人ずつといのはオートレースでは一番面白いのも事実です。しかしこのレースはそうはならないでしょう。おそらく浜松・優勝戦の再現になるような気がします。
ただ長田クン・小栗クンのどちらが先行しても、今までのレースを観ている限りでは、スピードに乗るまで二人とも多少時間が掛かるようです。もしやりあって競るようだと、20Hの二人が出てきてそうですが、どちらも独走力にやや疑問があるので、もしかすると最重ハンの絡みもありそうです。

まぁ、何だかんだ言っても新人ですから過信はできないですね。もし二人とも人気になるようなら、今日の12Rの再現ということで二人とも蹴飛ばして買うのも夢があって良いかもしれません。その場合は、とりあえず6車の2連単BOXで。30点です。おまえは買うのか、って?う~ん、どうでしょう。夢を買うという意味では面白いですが・・・。


1月の結果はマイナスです。どうも勝負レースで外しています。なんとかプラスで終わりたいですが・・・。では、皆さんにも幸運を!

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