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日本選手権・優勝戦を予想してみました

2014/11/03 8:46 閲覧数(554)
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優勝戦を予想する前に昨日の感想を少しだけ。
準決勝の永井選手は素晴らしかったですね。彼には珍しい出遅れをした時は、正直終わったと思いましたが、よくあそこまで追い上げたと思います。もし安全策として1着を取りに行かなければ、それも出来たはずですが、優出したでしょう。しかし永井選手はそうしませんでした。

彼らしいです。でも、だからこそS1になれたと思います。結果としては3着でしたが、まさに№1という称号に相応しいと同時に、準決の中で最も「強いレース」をした選手と言えるでしょう。

ここ1~2年、特に感じていることなのですが、S級上位者のレースでは湿走路の方が面白くなっていると思いませんか?
昨日の準決勝の1着選手は、佐藤貴也選手以外の3人とも8番手スタートでした。永井選手は3着に終わりましたが、実質1着に値する走りをしました。良走路では、まずこうはなりません。

なぜ、こういう現象が起きるのかを考えると、理由は簡単です。
湿走路の方がタイヤの差が出にくいからで、エンジン状態で多少劣っていても良走路ほどの開きにはならない。さらに付け加えると、湿走路といえども状況は色々ですから、以前のように外一辺倒やイン走りだけではなく、走路状況に併せて内外自在に走れる技術がないと厳しくなっている。

周平クンを例にすると解かりやすいです。スタートはトップで1・2コーナーも先頭で回りました。ところが3コーナーで失速し、その後は凡走といえる内容でした。
あくまでも推測ですが、おそらく周平クンは、どこを走ってよいのか最後までわからなかったのでは、と私は思っています。まぁ試走も彼にしては並でしたので、たぶんタイヤの選定を間違えたのでしょうが、それを差し引いてもこの結果を見ると、まだまだ周平クンはオートレーサーとして発展途上なのだなと思いました。要するに対応力と総合力という点で、今回の優勝戦メンバーには劣るということなのです。

でも皮肉ものですね、良走路より湿走路の方が接戦になるとは誰も想像しなかったでしょう。昨日の12Rのような、3選手がゴール直前までギリギリに競い合うことなんて、私の長いオート観戦歴でも記憶にないです。でも面白いですよね。
オートレースを活性化させるヒントは、ここにある私は思っています。いずれこの点については書きたいと思っています。



さて優勝戦ですが、湿走路がもたらしたイタズラ?で、中々興味深いメンバーになりました。
今回の日本選手権・優勝戦の基本的構図を私はこう考えています。
「中村雅人選手VS浜松29期の2人」
そして、この基本的構図に、SGホルダーである王者と木村武選手がどう絡むか。

まず上がりタイムの想定ですが、飯塚は昔から時計が出ないこと、良走路での2日間の成績、そして今日の気温等を考えて、3.39前後だろうと思います。これは10周回想定ですから、6周回に換算すれば3.41前後になりますが、可能性としてはもっと遅くなるような気もします

今のセアは、整備に失敗すれば悪くなりますが劇的に良くなることもないので、やはり初日・2日目が参考になるでしょう。
とすれば、試走の目安は3.31~3.33になると考えます。それ以上かかっている時計では勝負にならないでしょう。

では展開です(以下は枠番で書きます)
おそらく8割ぐらいの人は、❺・❻がスタートを行くと考えているでしょう。2人とも全国屈指のスタート巧者ですからね。私もそう見ています。
問題はこの2人の上がりタイムですが、良走路でのここ5走を見ると、3.40台を出してはいるものの、平均としては3.42~43ぐらいのようです。特に❺は本調子とは言えないですね。以上からスタートを行ってもペース自体は上がらないのでは、と想定しています。

❺・❻に❼・❽がどこまで乗っていけるかもありますが、内枠の❶~❹は、被せられてしまう可能性があると思います。それでも4選手の内の1人は突っ張れるでしょうから、おそらくその選手が最も優勝に近いかな、と考えています。

では、それは誰でしょうか?ずばり中村雅人選手でしょう。実績・安定性、そして近年では、ここ一番のレースでの出遅れが全くないことを加味すれば当然と言えます。
ただしエンジンは?・・と思います。しかし彼の場合は、優勝戦にきっちり合わせてくるので心配はいらないとは思いますが。

8人の中でエンジンが仕上がっていると思っているのは❸の金子選手です。もちろん超抜ではありませんが、前節から、追い上げる足・レース足はあると感じています。

そしてスタートも展開的にも、よくわからないのが❹の佐藤貴也選手です。エンジンは良いと思いますが、これも超抜というわけでない。

ここで問題なのが、浜松29期2人に共通している、スタートが早いとは言えないことです。❹は時折、目の覚めるようなSをしますが、私にはムラにしか見えません。車券を買う側にとっては勇気のいる選手と言えます。

王者ですが、本来なら本命ですよね。ただ私は、かなり評価を下げています。なにしろ上がりタイムが出ない。試走は出るのですが・・・。Sも切れているわけではないので、包まれて8番手もありそうな気もします。ただし、何と言っても王者ですので・・・。

❼・❽は❺・❻次第ですね。うまく乗っていければチャンスもあると思いますが、あっても3着まで、それもかなり恵まれないと、という条件付きです。❺・❻がSを行けなければ終わりという苦しい位置であることは間違いありません。



参考になるかは疑問ですが(笑)、車券的には以下の感じでどうでしょう。
❷の1着固定で、❶❸❹❺❻の2・3着BOXの3連単

木村選手が3.30の試走を出したら、
❷=❺ 3着総流しも❸と❹を多め

❷❸❹のBOX1点のみ

もっと欲深い人は❷の2・3着固定の3連単。
❷が2着の場合の1着は❶❸❹❺で、3着はもちろん総流し。
❷が3着の場合は、1・2着は❶❸❹❺❻のBOX。

中村雅人選手が3着以内に入らないとは、なかなか考えにくいです。仮に8番手になったとしても3着までには来ると思います。もちろん試走が平凡だったら別ですよ。

1周回の1・2コーナーと3・4コーナーは相当激しくなりそうです。ですから事故もありそうなのと、人気選手が後手を踏む可能性もあります。私自身は混戦と思っているので、❷が一番人気になるとしても、3連単はそれほど安くはならないでしょう。
それと、あくまでも私の予想ですが、試走タイムにそれほど差は出ないと思っています。おそらく、1人だけ抜けた試走はないような気がするので、仮にあったとしても、今回の優勝戦は展開にかなり左右されそうと考えているので、タイムよりも、突っ込みや立ち上りでの状態をよく観察した方が良いでしょう。

で、おまえは何を買うのか?・・って?
う~ん、たぶん買わないと思います(スミマセン)。

願望としては浜松29期の2人に頑張って欲しい。特に金子選手には。以前に書いた通り、中村雅人選手とオート界を牽引する選手だと思っているからですが、良走路でSGを取らせたいのです。相当な自信になるはずですから。
貴也選手にはSGの壁があるような気がしますが、彼の場合はハートが強いので、もしかしたらあっさりと克服してしまうような気もします。

もちろん強い王者の復活も観たいのですよ。ということで、応援したい選手が多いので今回は車券を買うことは難しそうです(笑)

最後にポイントだけ。このレースの鍵は、間違いない木村武選手が握っています。
では、幸運を!

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