みなさん、おはようございます。
体調があまり良くなく、一週間ほどギャンブーコラムを欠場していた、店長（座長）です。

その間も、ギャンブーベットでチョイチョイ投票してはいましたが、
体調と比例するかのように、収支もあまり良くありませんでした（笑）
だいたい、体調なんてものは、車券がスパーンっと的中して、いくらチャージしても払戻金が有り余るような状況になれば、簡単に良くなりますからねぇ。（笑）

逆に、「たいした狙い目レースも無いけど、デルカチャージしようかなぁ。どうしようかなぁ」
なんて、悩んだ挙げ句に、チャージした全額を失ったりすると、
絶好調だった体調も、なんかおかしくなったりしますし（笑）


さて今回は、
「公営競技ファンをやっていて、よかったと思ったこと」
とのテーマに応えて書いてみようと思います。

長い競輪ファン歴は、常に敗戦の歴史で、
失ったものは数知れず、
得たものは、そこそこの知識と、結果が伴わない能書き力だけ（笑）

それでも、２４年間も腐れ縁を続けてきたのですから、「やっていて、よかった」と、思えることも当然あるわけです。

私の場合、競輪ブログを８年ほど続けて書いておりますこともあり、
現役選手、元選手、その他関係者の方々と、出会わせていただく機会に多数恵まれました。
飲食店店長時代は、店に来てくださったり、
ギャンブー関係者様方には、ギャンブーニコ生に出演させていただいたりと、
まず、普段あまりない、「競輪を語る機会」を与えてくださったことを、
「やっていて、よかった」と、思えました。

競輪って正直、社会的認知度が低く、ファンも白眼視されるところがありますでしょう。
「競輪をやっている人」＝「社会不適合者」
みたいな評価がつきまとうことも事実。

その分、ファン同士の仲間意識は強いですし、
互いの競輪人生を尊重し合う所があります。
たとえば、それぞれ次のレースの買い目を言いあった場合、
内心、「そんな車券、あるわけねぇだろう」
と思っても、
「ありますよ、それ。これこれこういう展開になれば、より可能性が高いですし」
などと言って、なるべく否定はしない（笑）
あまりにヒドい買い目の時は、
「競輪には落車・失格がある以上、誰が来たって不思議じゃない」
とか、
「そういうのを買わないと、とんでもない大穴は取れませんからね」
なんて、苦し紛れに言うしかなくなることもありますが（笑）

そういう、ファン同士の関係も、とても好きです。

選手、元選手も、他のプロスポーツ選手と違い、ほとんどの方が、
「ファンあっての競輪」
という意識をお持ちで、
ファンを大事にしてくれます。
あの、あの！！！「ミスター競輪、世界の中野」様でさえ、私のような者に優しく接してくださり、一緒にディズニーシーに行った時（ちょっと自慢笑）緊張で、目も合わせられずにいる私に、話し掛けてくださったり、
結婚の相談にまで乗ってくださりました（笑）

現役時代は、「利かん坊」のイメージだった吉岡トシマサ様とも、
電話でグランプリの予想を語り合ったことがある（これもちょっと自慢笑）のですが、
トシマサ様の予想を聞いて、私が「でも、吉岡さんて、現役時代からレースの読みは悪かったじゃないですか」と、強烈な一発をカマしましても、
「ええ。おっしゃる通りです。解説者になってからもレースが下手だって言われてます」
なんて言ってくれましたから。

サッカーや野球の選手は、給料（年俸）が球団の評価と、球団との交渉で決まりますので、
「ファンから給料をもらっている」
という意識が芽生えづらい部分があるでしょう。
競輪選手は、車券の売上から、ある意味直接賞金をもらいますので、その差は明確です。

選手や元選手達に、そういう意識を持った応対をしてもらうと、
「やっていて、よかった」と言いますか、
「ファン冥利に尽きる」と、思えます。

実は私、中野浩一様の引退レースに、親父と二人で、
「ミスター競輪中野は、おそらくこの宮杯決勝で勝っても負けても引退するだろう。
最後の最後にグランドスラムを達成しての引退が、ミスター競輪、世界の中野にふさわしいし、また、競輪ファンとして、それを望まずにはいられない」
と、中野様の頭から５０万円（時効だから言いますが、ノミ屋で笑）勝負しましてね。

結果は、みなさんご存じの通り、８分の１車輪差の二着（金策が大変だった笑）。

その話をしましたら、中野様が、
「頭で車券を買ってくれてた人には申し訳なかったけど、あのレースも、あそこでの引退も、悔いは残ってないんだよ。
滝沢もシゲも、全力で勝負しにきてくれた結果だから」
と、おっしゃいまして。
思わず当時の金策の苦労も忘れて、
「私もミスターの頭で勝負したことに悔いはありません！！！」
って言ってしまいました（笑）

翌日、親父の墓前に、
「親父。昨日、ミスター競輪中野浩一と一緒にディズニーシーに行ってきたよ。
びっくりだろう？オレも、まさか、そんなことになるとは思わなかったけど。
引退レースの二着には、何の後悔も無いってさ。
それを聞いたら、親父も頭勝負を後悔しないわな。
相変わらず儲からないけど、競輪ファンやっててよかったよ」
と、報告しました。


では、また。