みなさん、おはようございます。
こちらのギャンブーコラムでも、何人かが書いておられますが、
選手会離脱、ＳＳ１１移籍を画策、同調した選手達への処分が決定したようです。
「６ヶ月から１年間の出走自粛勧告」

まず、率直な感想としましては、
「意外と重い処分だ」
です。

なにせ、あれだけの超一流選手達ですから、うん千万円単位の収入を失うことになるわけです。

ただ、しでかしたことを考えれば、当然のペナルティと言えます。
一競輪ファンとして、かなり冷めた目で見てきた、今回の騒動。
まず、「あれだけぶち上げた以上、頓挫した場合のペナルティは、ある程度覚悟の上だったはず」
と、思いたい。
「自粛勧告」ってのが、どの程度の効力を持つのかはわかりませんが、
「処分には全面的に従う」
というコメントを出した選手も居たようですので、おそらく、期間内はレースに出走することはないでしょう。
五月以降、年末のグランプリをはじめ、グレードレースの顔ぶれが大きく変わることになりそうです。

「競輪が、つまらなくなる」
と、おっしゃる方もおられるでしょうが、
やらかした選手達の誰かを個人的に応援されている方はともかく、
そうでない私などは、
今後の競輪を、むしろ楽しみにしております。
個人的なファンの方々には申し訳ありませんが、
はっきり申し上げて、
今回のような騒動を起こすような選手達は、
選手会にとってだけではなく、我々ファンにとっても、
「造反組」
です。
ペナルティを課せられたら、しばらく走ってもらえないんですから。

どんな目的でぶち上げたのかは知りません（東京オリンピックでメダルを取れるような選手育成を目指すなどと言ってはいましたが、彼らがやることではありませんし、選手に近いサイドから聞いた話では、金銭的な交渉が第一目的だったとも聞きました）が、
終わってみれば、彼らのしたことは、ファン無視も甚だしい。
一部を除き、
「レースでもアテにならないような選手は、やることも理解できない」
と、思わざるを得ません。
彼らが戦線を離脱する間は、今までのような
「番組のマンネリ化」を感じなくてもすむでしょうし、
若手や、かろうじて第一線に留まっているベテランを含め、新たな勢力の台頭にも期待できます。
中部のＳＳ３人の独壇場になるのではという懸念もありますが、それは彼らが賢明だったことへの褒賞となればいいのでは。
新しい勢力が台頭し、「造反組」が戻ってきた時に、
「もう、あんた達の時代は終わったんですよ」
的にやっつけたり、逆に、「俺達が戻ってきた以上、お前達の出番はもう無い」と、やっつけられたりなど、新たな抗争でも始まればいいと思います。

極論ではありますが、
競輪界は、今回の騒動で、ピンチに追い込まれたのではなく、チャンスを得たのです。
超一流でありながら、何を考えてるのかわからない、レースでもアテにならない連中が居ないうちに、ギアの規制も含め、色々とやってみればいい。
ファンは常に、安心して車券を買えるような競輪を望んでいるのですから。

では、また。