先日、グリーンドーム走行会に参加したレポートをお送りしたのですが、その走行会メンバーの一人、今川小雪さん(19歳)に取材しました。

今川さんは、このたび競輪学校に合格して、およそ1年間の厳しい訓練に挑みます。
話を聞いたのは3月末でした。まさにこれから、競輪学校へ向かう準備をしているところ、時間を割いていただきました。

－自転車競技やろうと思ったきっかけは？

はじめは、母に言われたのですよ。

－お母さんは競輪見たことが？

いや、全く見てないです(笑)。
一期生のドキュメンタリー、加瀬選手が登坂訓練をしているところを母が見て、「あなたも、できる！」と思ったのです。

－お母さんができると思ったの！(笑)

そう、母が思い込んだのですよね。それでやってごらんよと。
母の知り合いの知り合いに競輪選手がいて、そのツテで紹介していただいて、バンクの走行会に連れてこられたのです。

－では、このグリーンドームに初めて来たときは、バンクの中だった？

そうですね。外から初めて見たのは、2012年のオールスター競輪でした。

－それまでは何かスポーツはしていたのですか？

中学三年間はバレーボールをしていたのですが、高校に入ってからは何もしてなかったです。

－いわゆる帰宅部？

帰宅部だったので、運動やらなくなってから2年くらいブランクがありました。
最初は体力戻すところから始めました。

－一番はじめに1000mTT計った時は、何秒くらいだったか覚えてます？

最初は本当にひどくて、1分36秒くらいでした。

－僕はまだバンク怖いけど、最初に走った時はバンク怖くなかった？

怖かったですよ！まっすぐに見えるのに、なんでこんなに曲がっているの？傾斜しているの？って(笑)
一度、自転車から離れているのですよね。初めてバンクに来てから1，2か月でやめてしまったのです。そのあと半年くらい間があって、もう一回やりたいって決めて、また体力作りから始めました。基礎体力をつけるところからやって、半年くらいで自転車乗れるようにして・・・

－それで競輪学校に一発合格！タイムは出ていたみたいですよね。

でも学科は自信がなかったですよ(笑)。タイムに関しては、ぎりぎりまで、周りの人たちが「大丈夫だ」って言ってくれなかったのです。それで、直前になって「もう、合格できるタイムだから。ずっと前に、受かるタイムは出しているんだよ。」って(笑)
夏くらいかなあ・・・。去年の夏くらいから自信が持てるようになってきました。

－これから1年近く始まる、集団生活はどうです？

大丈夫とは思っていますが、初めてのことなので不安ではあります。
昨年、参加したサマーキャンプで来ていた子たちも合格していたので、上手く人間関係を作れたら・・・

－競輪学校卒業して、選手としてグリーンドームに戻ってきたら、また取材していいですか？今度は（ギャラ金額提示）で(笑)

わかりました(笑)

－最後に、これからの目標を聞かせてください。

在校1位で帰ってきたいと思っています。

－先行して、在校1位で

そうですね。あまり器用ではないので、先行選手で頑張りたいです。ロング先行ができる選手になれればと思っています。

（終わり）

このまま順調に行けば、来年には選手としてグリーンドームに帰ってくる今川さん。
ガールズケイリンを引っ張っていく存在の一人になってほしいと思っております。

※次回、グリーンドーム走行会は、4月27日(日)です！興味を持たれた方はぜひ！