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五年前の今日…。

2021/03/23 6:55 閲覧数(296)
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五年前の今日と言う日。
ひとつの歴史が終わりを告げた日であった。
処はサテライト大阪。
船橋オートレース最終章『特別GⅠプレミアムC』予想会にて初日からの全日程の五日間、務めさせて頂いた…とは言ったものの、俺個人としては複雑な想いの中での五日間でもあった。
船橋の歴史を創って来たレジェンドレーサー達の足跡は勿論、これから活躍・売り出しそうな若手の奮闘振り。
そして、俺が初めて船橋オートレース場に行った頃の思い出。
全てが頭の中で交錯し仕事になったのか否か微妙ではあったが、初日から大勢様の御来場…本当にありがたかった。
そんな中、何人かのオートレースファンの方から『何故に船橋が終わるん?』『船橋のスピード戦が好きだったのに…』『納得いかん!』等と、閉鎖を惜しむ声も聞かれた。
ぶっちゃけ俺に訊かれてもねぇ…的な返ししか出来なかったが、お集まり頂いた皆様へは『遠い大阪の地からではありますが、しっかりと皆様の記憶に焼き付けて下さい…』と、答えるしかなかった。
レースも初日から白熱した展開が繰り広げられ、マサにコレがオートレースだ!と言わんばかりの闘い。
レースの合間には各選手達が走路内でパフォーマンスを繰り広げ、スタンドには別れを惜しむ多くのファンの姿がサテライト大阪のモニターに映し出された。
話は少し反れるが、この光景…
花月園競輪場最後の開催と同じ。
貴方達?何処に隠れてたん?
こんなに人が集まるならもっと早くから来いよ!
今になって押し寄せても意味ないじゃん!と、心底思えたっけ。
さて、話を戻しますね。
船橋オート最終章GⅠプレミアムC優勝は大方の予想通り、当時選手会支部長でもあった永井大介選手の優勝。
地元の意地とプライドと船橋オートの神様と…
目に見えない大きな力が永井選手に舞い降りた瞬間でもあった。
優勝戦を走り終えての表彰式。
嬉し涙ではなく悔し涙…
その悔し涙の中でファンへ向けてのコメント…
サテライト大阪も静寂に包まれる。
皆、唇を噛み締めながら…

なぁ…
兄ぃちゃん…
俺な…今は大阪住まいだけど
元々は船橋の人間なんだよ
船橋オートへは暇あれば通ってたっけ…
悔しいよな…

五年前の今日と言う日
船橋最後の日

目を赤らめ、人生の先輩でもあるベテランファンの方が一言だけ残して人混みの中に消えて行った。
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