やっぱり関東で決まったか・・・
そりゃそーだろ！武田も平原がGPに乗ってくれなきゃ意味がねーからな。
また何でだよ？
武田がGP獲るのには平原が居た方が好都合って寸法だよ。
あ～なるほどな！ところで神山はどーすんだよ。
それは、、神山だけに「神のみぞ知る！」ってとこかい？
アンタつまんないよ！
それにしてもだ、、俺は木暮に少しばかり期待してたんだぜ！
アンタねぇ・・・競輪何年やってんだよ！
分かんねーぞ？木暮だけに大サーカスでも演じてくれれば、こんなとこで安酒呑んでる場合じゃねーしな！！
（大爆笑）
ところで、北日本の連中は・・・云々。。

大宮駅前にある、いかにも！感漂う一杯呑み屋でのひとこま。

店員さんの愛想も悪く、、
来る客と云ったら、競輪帰りの面々。

一日中、考えに考え抜き疲れきった表情の人も居れば、そこそこの勝ちを収め、意気揚々とおねーちゃんの店に繰り出す前に軽く立ち寄るファンも居たり、、
店内の隅っこでは、反省会と称する２～３人のグループあり
そして、カウンターの中程には独りボヤキ合戦のベテランのお姿。
そんな人間臭い真ん中で、私も独り、酎ハイを啜りながら名物の煮込みを突いていた。

よぅ、、今日はどーだったい？
馴れ馴れしく（笑）年のころ６０代中程の旦那さんが声をかけてきた。
「金子から勝負しましたんでダメでしたね。。」
旦那さんは大きく頷き
「人にはそれぞれ狙い処ってもんがあるんだよ、アンタの狙いは結果、不正解だったけど場合によっちゃ正解だったのかも知れねぇからな。。人が走り、人が推理し、一喜一憂するのが競輪ってもんよ。良い時もあれば悪い時もあるものさ、だから面白いんだよ」

正解・不正解は開けてみなけりゃ分からない・・・って事でしょうか。。
そりゃそーだ！とツッコミを入れたい気分満々ではあったが、奥深すぎます。。
無難に答えた自分が悲しい・・・（笑）

「ところで、旦那さん！今日は如何でした？」
「平原ー神山ー武田・佐藤・金子だからな・・・アンタと同じダメなクチだよ」
「じゃあ、旦那さんの狙いは場合によっては・・・云々。。」
（笑）

その後、あの頃を懐かしむ思い出や激昂極まる話も飽きるくらいに聞かされ（笑）
なかなか濃いひとときとなったのだが、これは私なりの解釈で。。
どんなに負けても、どんなに悔しくても、決して競輪を止めない、、一般的に見れば、その様な人間は大馬鹿野郎と云われる位置に属する類でしょう。
がしかし、ギャンブル以前に「人が人で勝負をする・・・」競輪ならば人と人の力の戦い。
オートレース・競艇・競馬ならば、その乗り物を人が操り戦う。
どこかで「人の血」が通っているのではないでしょうか？
人が好きだから、その人（勝負）に託したい・・・


２０１４・１１・２４
店の外は冬らしく冷たい空気がほろ酔い気分の頬を刺す。
世間からは大馬鹿野郎と見られても＆言われても構わない自分が再確認出来た夜であります。