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寛仁親王牌

2014/07/20 9:50 閲覧数(1556)
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弥彦競輪場で行われている寛仁親王牌も2日が過ぎた。

やはり、選考基準が全プロ競技大会だけあって
若手の先行選手がたくさん参加している。
これは、この大会の特徴でもあり、若手選手のいい経験の場ともなっている。

大先輩を後ろに付けて先行したいと思っても、
ちょっとした隙を、経験豊かな選手に惑わされる。
GⅠの舞台というのは、それほど壁が厚いのだ。

そして、5月から自粛欠場していた選手達が8月から帰って来る。
「その間、競輪界を支えていたのは俺たちだ!」
という思いが8月以降のレースにぶつかれば、
競輪界にとっても決してマイナスだけで終わらないはずだ。

そして、とても興味深いレースだったのが初日の第11レース。
先の高松宮記念杯競輪を優勝した稲川翔に、
小野俊之が競りにいった。

脇本雄太、戸田康平、池田勇人の3分戦。
俊之の位置はなく、普段のレースぶりから競りは必然となった。

やはり、先行争いも面白いが競りは見ている立場の側に立つとホント面白い。
やっているほうは大変だが…。

プロレスに例えると、先行争いは団体内のエース争い。
競り合いは他流試合といったところか。
そこには、大げさではなく殺るか殺られるかの緊張感が漂う。

結果、残り2周でアクシデントがあり俊之は落車。
彼の性格から、悔しくて夜は寝られなかったと思う。

その悔しさが、2次予選で活きた。
逃げる脇本雄太をまくりに行く郡司浩平。
俊之は郡司の2番手。

脇本の2番手から、三谷将太が厳しく止めにいく。
郡司がまくれないと判断した俊之は、一瞬の判断で三谷の内に切り込んだ。
この場面は練習で培われるものではない。
レースの積み重ね。
まさしくセンス。

そして、そこからの俊之が凄かった。
アタマ一つ分遅れていたが、三谷の肩に自分の頭を引っかけて遅らせる。
そして自分のコースを作って2着に食い込んだ。

これ、地味~に見えるかもしれないが、
凄いテクニックが要求されるのだ。
初日のレースの汚名を返上した形になった。

あの失敗がなければ、2日目の動きはなかっただろう。

準決勝は、中川誠一郎の3番手と決勝進出はかなりかなり厳しい位置となったが、
2番手の合志正臣は、もっとも俊之の凄みを知っている選手でもある。
結束力という点では負けていない。

俊之の動きに注目してみたいと思う。
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コメント(2)

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店長(座長)

小野選手の捌きには、我々ファンにはわからない凄さがあるんですね。
コラムでそこら辺りを書いてくださることに感謝いたします!!!!!
弟さんの優出、ひそかに期待しております。
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白い稲妻

小野が凄い…?競輪信者達はほとんど思ってないです!勿論グランプリを取ったので!其れなりの評価はしています。自分は嫌いではないですが!車券はほぼ買いません。
やはり、金儲けの為または好きで信用して、その選手に大切な身銭を払うわけですから?
当時は小野俊之が本命の時は皆さん信用して張っていたと思います!しかしグランプリ後の酷い事…本命なのに連日着外、本命なのに着外確定ならレースを壊す事ばかり!
私が知っている競輪信者達はほとんど小野が嫌いです!
たまには力強いレースをしますが?返ってそれが裏切り行為と勘違いするのは、私だけでしょうか?
自分の知っている小野俊之は強い先行選手の番手に図々しくいき、着を外さない男でした!
今では、情けない弱い九州ラインの3番手からでも走ってます!
小野には頑張ってもらいたいが!競輪ファンを怒らせない信用できる選手に戻ってもらいたいものである。




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