（写真：眼光の鋭さではピカイチの石井謙児さん（元選手・69期））

先日、グリーンドームの中を走れる！という、グリーンドーム走行会にお邪魔しました。
山口進一選手会群馬支部副支部長にお話をうかがいました。

－走行会を始めたきっかけを教えていただけますか？

「もともとは、石井さんがアイデアを出したのです。競輪をＰＲできるきっかけはないかなあと。選手でなければ、バンクの中を走れる機会は、なかなかないですし・・・。それで、色々なところにお願いして、選手会主催として、月に１回、走行会を開催しています。」

「毎回、参加人数は変わるのですが、今日は２０人ちょっと。県内だけでなく、山梨や埼玉からも参加しています。この走行会がきっかけで、初めて競技用の自転車に乗るという人もいます。今春には、走行会に参加したのがきっかけで、競輪学校に入学する女子レーサーも出ました。」

－ちょうど今、場外発売をやっていますね。（この日は、取手Ｆ１と千葉Ｆ１の場外発売がありました。）

「自転車に乗るのが趣味、という方でも、競輪を見る人は少ないなあ・・・と思っていました。こういう機会があって、自転車が趣味の方が、実際にバンクの中でレースをやっているときに、競輪場に来て、車券買って・・・としてくれています。競輪を知るきっかけ、新しいファンが一人でも増えるきっかけになればと思っています。」

（インタビュー終わり）


「グリーンドームの中から、自転車が走っているところを見てみたい。」
前橋にお邪魔するようになってから、バンクに向き合うたびにそう思っておりました。
グリーンドームでは、探検隊などでバンク内観戦の機会があるのですが、私が参加できるわけもなく・・・
そんな折に、「走行会を開催します！！」の文字が飛び込んできました。
さっそくこれは見に行かないと！

私「今度の走行会、見学させていただきたいのですが・・・」
石井さん「わかりました！じゃあ自転車用意しておきますね！！（ニコッ！！）」
私「いや、あの・・・」
石井さん「自転車用意しておきますね！！！！！！！（ジロッ！！）」

実は私、以前、関東地区プロの素人脚自慢競走に参加して、前橋のバンクを１周だけ走ったことがありまして・・・。
前橋バンクは、内側から、黄色い部分、こげ茶の部分、レースを走る薄い茶色の部分と、色分けされています。
黄色い部分の内側は平らなのですが、こげ茶の部分に近づくにつれて、すでに傾斜が始まっているのです。
その傾斜の怖さを覚えていた私は、完全にビビってしまい、人質（？）として、息子を連れてグリーンドームに向かいました。

（後編に続く）