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一宮競輪場 哀愁記…

2014/03/29 21:28 閲覧数(2058)
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一宮競輪が3月をもって廃止となった。
最後の開催をこの目におさめようと、最初で最後となるであろう一宮競輪場に足を運んだ訳だが、あまりの衝撃に僕は言葉を失った。

廃止後も場外発売は引き続き行い、当面は選手の練習場として施設は残るようだが、最後の本場開催にも関わらず、ファンはまばら、競輪場側に特段の企画もなく、全く持って活気がない。

横浜の花月園競輪廃止時には、最終シリーズで廃止を惜しむ多くのファンが訪れ、あちこちで記念撮影を撮ったり、地元選手が場内を練り歩き、様々なファンサービスを催していた。
それに比して天と地の違い。

数年前、G1開催を実施した競輪場とは思えない、いや、思いたくない現実が次々と飛び込んできた。
地上スペースはかなり広めだし、立派な特別観覧席などもある…が、死んでいる…そんな印象を受けてしまう。
と、そんな中、ほぼ誰もいない2センター付近の客席で、1人の若いファンが最後のレース風景を写メで撮ろうとしていた。が、まさにその時、さっそうと警備員が立ちふさがり『撮影は禁止されています!』と一言。
え~、なんで?ひと昔前、競輪場が賑わいを見せていた時代にはそんなお触書もあったようだけど、今どきナンセンスすぎやしない?僕はそう思った…
そのファンは残念そうな顔で、その場を足早に去っていった。

因みに僕の地元の北関東の競輪場は写メオッケー。(実は黙認だったりしてるのかな…笑)
先日、京王閣競輪場にも行ったけど、そこでは撮影可どころか、勝利者選手インタビュー時に、多くのファンが至近距離で選手をカメラに収めていた。
厳密には撮影禁止の決まりがあるかもだけど、そんな事ばかり言ってると競輪場って異質な空間と思われるのでは…まして一宮は今回がラスト開催、最後のレースをカメラに収めたいってファンがいても不思議ではない。
因みにその警備員に何故撮影はダメかを聞いてみたところ『選手を撮影して、ネットとかに流されてしまうので禁止されてます』との事。
『は~???』って感じですね。

その後しばらくして、レースの撮影が禁止とならば、お化け屋敷と化した施設の一部を思い出に残そうと、僕は手にしたスマートフォンで建物を撮影してみた、と、先ほどの警備員が素早くやってきて『撮影は禁止されてますので…』の一言。
『選手撮ってないよ』と言っても『決まりなので…』の一点張り。
他意もなく、ただ漠然と撮っただけで、選手は一切写してないのに、撮影禁止の意味が全く判らない。
ま、警備員を責めても仕方ないことなんですが…

撮影禁止ってのはもしかしたら心霊写真でも写るからだろうか?確かにこの奥に死体があっても不思議じゃない空間が広がっている…これが本場開催中なんて信じられない光景…最後の最後なのに…
残念ながら若い新規ファンは一宮競輪場に立ち入る事はないでしょう。
現存する競輪場関係者の方、ファンへの温かいサービス頑張って下さい。
競輪場廃止の悲劇の連鎖を是非、食い止めて下さい…
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