遠山競輪研究所

118期生(ガールズ)デビュー期の成績予測( 2020/04/30 )

ガールズケイリンの新人も今年は7月の本格デビュー前に、5月からのルーキーシリーズで実戦デビューします。
その前の分析として、昨年新人(116期)のデビュー期成績のまとめと、今年デビューする118期生のデビュー期の成績予測(デビュー後7場所のG指数および競走得点)を行ないました。参照ください。

1. 昨年新人(116期)のデビュー期成績まとめ

昨年デビューした116期生のデビュー期成績を下にまとめました。

  • ・対象選手:116期 21人
  • ・対象期間:デビュー期(2019年7月~12月)
  • ・総レース数(延べ数):734個 
1-1. 競走得点、勝率・連対率 および 優勝回数

116期全体のデビュー期の平均競走得点、勝率・連対率、優勝回数を集計しました。
比較参考として 直近5年分の新人デビュー期成績も併記しました。

表1-1. デビュー期の競走得点、
勝率・連対率 および優勝回数
項目(期全体)116期(21人)114期(21人)112期(17人)110期(22人)108期(15人)
平均競走得点49.0349.0850.1548.8849.90
勝率・連対率10.8% 20.8%9.4% 20.5%15.7% 29.1%7.8% 18.3%15.3% 26.0%
優勝回数8回11回18回1回14回

108期以降で比較すると、116期は競走得点,勝率・連対率,優勝回数とも平均を若干下回る成績でした。
ちなみにデビュー期に優勝を達成したのは、吉岡詩織選手(広島)2回、久米詩選手(静岡)2回、藤田まりあ選手(埼玉)、山口伊吹選手(長崎)、鈴木樹里選手(愛知)、村田奈穂選手(熊本)の6人で計8回でした。優勝回数は8回ですが、優勝達成者が6人というのは112期と並んで最多でした。

また、デビュー期(6ヶ月間)の競走得点が高かったベスト3は、1位 吉岡詩織選手(広島)54.81点、2位 山口伊吹選手(長崎)53.12点、3位 久米詩選手(静岡)52.30点 でした。在校成績は21人中14位だった久米詩選手の健闘が光りました。

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2. 116期生デビュー7場所成績の予測値vs実績値

昨年6月の新人分析として「116期生デビュー期の成績予測」でデビュー後7場所のG指数値および競走得点を予測しましたが、予測値に対する実績値(デビュー後7場所の成績)の散布図を下に示します。
結構なバラつきがあるのですが、G指数,競走得点の図とも赤丸で囲んだ1点を外せば予測としてはそれほど悪くはないように思います。下で行なう今年の新人成績予測にも昨年と同じ予測式を使用します。

G指数7場所後の予測値vs実績値 競走得点7場所分の予測値vs実績値

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3. 118期生デビュー期成績の予測

今年デビューする118期生のデビュー後7場所の成績を予測します。
ガールズケイリンはライン戦ではなく点と点の戦いであるため、養成所での競走訓練時の競走スタイルはデビュー後も変わりがなく、男子の新人と違って養成所での競走得点と デビュー後の成績は高い相関関係を持ちます。
昨年6月の新人分析「116期生デビュー期の成績予測」で導いた予測式を今年も使用します。

初期競走得点の予測式(ガールズ用) \[Riscore=0.281×(Zdevi+(12.83-AveT2)×12.89))+34.40\]
\(Riscore\)
デビュー後7場所の競走得点
\(Zdevi\)
在所競走得点の偏差値
\(Av2T\)
期全体の200m独走タイム平均値
初期G指数値の予測式(ガールズ用) \[Giscore=0.306×(Zdevi+(12.83-AveT2)×12.89))+3.41\]
\(Giscore\)
デビュー後7場所のG指数
\(Zdevi\)
在所競走得点の偏差値
\(Av2T\)
期全体の200m独走タイム平均値

118期生の場合、上式の \(Av2T\)(期全体の200m独走タイム平均値)は 12.40 秒です。全体の平均タイムとしては過去最速でした。

在所成績に上式で計算した「デビュー後7場所の G指数および競走得点の予測値」を付加し、在所成績が高い順(=予測値が高い順)に下の表3-1 に並べました。

在所成績1位は神奈川の永塚祐子選手、2位は福岡デビュー(出身は熊本)の尾方真生選手、3位は熊本の西島叶子選手でした。
卒業記念レースの優勝者は尾方真生選手でした。
永塚祐子選手と尾方真生選手はゴールデンキャップも獲得(永塚選手は2回)しましたし、尾方真生選手の200mFDのタイム11秒62は養成所記録を更新しました。
118期のデビュー期成績は高くなりそうです。7月の本格デビューが楽しみです。

ちなみに男子新人選手の場合、在所成績を評価する指数として 次式の 総合点(\(ZScore\))を使用します。

総合点の計算式 \[ ZScore = (1.1×ZrtP)+(2.5×ZrtB)-(85×Z2tm)+(50×(Av2T-11.49))+1270 \]
\(ZrtP\)
競走訓練における連対率
\(ZrtB\)
競走訓練におけるバック取得率
\(Z2tm\)
在所中の 200m独走最高タイム
\(Av2T\)
同期全体の 200m独走最高タイム平均値

参考データとしてこの式で計算した総合点も下表に付加しました。
選手のパワー(自力選手としての脚力)を予測するには、在所時の競走得点より総合点のほうが優れている指数だと思います。

総合点1位,2位は在所成績も1位,2位である永塚祐子選手と尾方真生選手でした。
在所成績は6位でしたが岐阜の増田夕華選手が総合点では3位でした。

表3-1. 118期 在所成績とデビュー後7場所の成績予測値 (背景が薄オレンジ色の選手はゴールデンキャップ獲得者)
選手名年齢府県在所成績デビュー後7場所
出走
回数
1着
2着
3着

回数
決まり手競走得点200m
タイム
総合点G指数
予測値
競走得点
予測値
得点偏差値順位点数順位
永塚 祐子34神奈川67351474216265280.4665.39112.16秒519.0125.1354.32
尾方 真生21福岡5532761661912280.4065.14211.62秒478.4225.0654.25
西島 叶子25熊本692717103011198679.6962.15312.41秒439.4424.1453.41
岡本 二菜22東京6919211315310161179.2460.25411.89秒422.9623.5652.88
下条 未悠19富山58191551451013679.1259.74512.00秒420.2723.4052.73
増田 夕華20岐阜51169818689278.6657.80611.91秒445.2322.8152.19
永禮 美瑠20愛知6592014101891178.1355.57712.21秒365.1922.1351.56
杉浦 菜留19愛知6113141021659777.7353.88811.90秒438.7521.6151.09
國村 美留莉20山口65810210027977.6653.59912.48秒285.11421.5251.01
近澤 諒香19三重697121617364677.1851.561012.11秒377.9820.9050.44
青木 美保22埼玉697171452661077.1651.481112.75秒288.01320.8750.41
廣木 まこ26福岡509883227676.7749.831212.55秒301.11220.3749.95
田中 月菜19佐賀68514155217976.7649.791312.41秒309.71120.3649.94
當銘 沙恵美21愛知69311152116676.2047.431412.74秒262.11619.6349.28
布居 光19和歌山5511093103775.5044.481512.08秒324.21018.7348.45
森内 愛香20大阪6504131000474.9842.291612.82秒236.31818.0647.83
野崎 菜美23山口670270000274.4440.011712.89秒223.02017.3647.19
中村 美那19神奈川5821106020174.2539.211812.72秒265.81517.1246.97
保立 沙織36神奈川680162000173.6136.511912.92秒226.21916.2946.21
太 友花28福島680311000373.2034.782012.65秒248.71715.7645.73
岩原 紗也香27徳島590120000171.8629.132113.14秒200.42114.0344.14
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