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高松市内のフィリピン・パブ

2014/02/10 20:42 閲覧数(8537)
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 フィリピン人女優のルビー・モレノが売れっ子だった時代だから十五年は遡る。夜の巷はフィリピン・パブ華盛り、俺らも御多聞に洩れずで無理な金を作って通い詰める妻帯者、タガログ語の辞書片手に本気で求愛する独身者が記者席でソワソワしていた。
 高松の出張だからオールスター競輪だったか。繁華街の真ん中で営業する割にデカいハコのフィリピン・パブが悪仲間の一日の締めだった。当時の特別競輪は全部六日制だったから、旅程は六泊七日以上だ。三日か四日は通うことになる。その三四日、毎日おなじ場所に座っていた老夫婦を想い出す。
 夫婦は赤ン坊の人形を抱いていた。キューピー人形なんかじゃない、人間と見紛うばかりの精巧な作りの人形だった。テーブルには二人のフィリッピーナが着き、時々カラオケを歌いに男の方と一緒にステージに立ったりした。笑い声も聞こえる。ホステスたちはいたって普通の接客なのだが、夫婦の間には常に赤ン坊の人形があり、どちらかが赤ちゃんに話しかけるのだ。
 三日目の夜も四日目の夜も慣れることはなく、入店間際は異様な場所にぎくりとするのだが、アルコールと解放感がそれを薄い風景にする。
あの光景を見るでもなく騒いでいた俺の仲間たちは皆、元気にしているのだろうか。

 高松・全日本選抜競輪・準決三番
〈第十競走〉昨年俺が褒めちぎった新田祐が「元の新田」に戻ってしまう危惧はあるのだろうか? 否と思いたい。
超絶ダッシュのカマシに反応可能は浅井康だけと考え「一と二」だが、浅井のスマートさを買って、
二車単の②①。
〈第十一競走〉新田康にとって山賀雅は「諸刃の剣」なので捨てる。最近の競走で思わず「こりゃ強いわ」と声が出るのは平原康一番、次が稲垣裕。そして「巧いなア」と感心するのは小倉竜だね。
②①③の三連単。
〈第十二競走〉スター・ルビー賞は平原康が「鬼の一本棒」で池田勇の番手捲りだった。決勝は逆の絵図なのだろうが、然うは問屋が卸さないので池田ラインは消す。突っ張られたら途端に村上義に競り込んだ石井秀。踏み負け万事休すと思いきやまだ生きていた! 勿論、買いだが今年初の「深谷知‐金子貴」にも敬意を払わねば。「一と四と七のボックス」六点から絞る作業だ。
 無理を承知で④①⑦と④⑦①。



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