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野次もセンスが重要(元競輪選手N氏の言葉)

2018/07/24 11:33 閲覧数(1113)
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いや~、、本気で暑いねぇ。
遂に、熊谷では41度超えを記録したとか…?
ちびっこにとって、せっかくの夏休みのスタートが灼熱地獄では可哀想で仕方がない。
まぁ、我々オトナ世代にもこの暑さはある種、拷問に近いものがあるかと。
劇画『カイジ』の中のワンシーン。
Eカード勝負でカイジに負けた利根川に対し、帝愛主宰『兵頭』が、勝負に負けた罰として行った『焼き土下座』。
外回りの仕事・屋外作業は勿論!
本場にて楽しまれている皆様にとって、この『焼き土下座』に近い酷暑は、命を落としかねない事態かと。
しっかり食事・しっかり睡眠!
ヤヴァ!と感じる前に休憩をはさんでくださいね。
仕事第一&遊び第二は分かりますが、くれぐれも無理はせずに願います。

さてさて、先日の続きをダラダラといかせていただきます。
人間、暑かったり(熱かったり)腹がへっていたり、思い通りにならないと脳内沸点を突破し、苛立ち・思いもよらぬ言動を起こしてしまう生き物。
斯く云う俺もその一人であるわけで。。
にしてもだ…なんかね、、最近の野次の傾向がなんかおかしくないかな?
言い方悪くなるが、アンタ一人のために選手は走っているわけではない。
車券が売れている(投票がある)以上は、全てのお客様のために走るのが選手の本分。
それを、自身の思い通りにならないと、やれ『八百長だ!』とか『引退しろ!』だとか『カネ返せ!』だとか、、
挙句の果てには、最悪の言葉で野次る輩も出てくるのも是事実。
オマケに、最近はSNSを通して『あのレースは云々…』と、ネチネチと発信する始末。
気持ちは分かる。痛いほど良く分かる!
自身の懐から大切なお金が出ているが故に、そうなること位は本当に良く分かる!
けどね、ここは冷静になって考えてみません?
結果は結果。
自身の推理に誤りがあった…って、ところじゃない?
どう騒いだところで覆らない事くらい分かって当然でしょ?
これで簡単にひっくり返るくらいなら競技として成立しない事は重々ご承知かと。

ちょいと話は反れますが、俺の人生の先輩・元競輪選手でありオートレースファンのN氏のお話。
まだ先輩が現役時代『トミちゃん!メシ一緒に行かない?』と、幾度かお誘いいただき、ご同席させていただいた。
選手とは…興味深いお話を頂戴させていただいた。
その中で最も驚かされた言葉が今でも蘇る。
『選手ってさ、、勝ってもバカヤロー!負けてもバカヤロー!じゃあ、どうすりゃいいんだよ?オマケに落ちた日には辛いぜぇ…。でもな、野次られているうちが華。野次られるのも仕事…。野次られなくなったら終わり!要は、お客様から引導を渡された様なものさ』
その言葉に対し俺自身の率直な意見を尋ねてみた『先輩?野次は野次でも、その野次の度合いってありませんか?』と。
返ってきた言葉は『確かにな、、俺ら選手もそうだが、場に来ているお客様が引いてしまう野次を浴びせかけてくる人も居るのは悲しいね。。』と。
そして、この言葉を付け加えた『人間、遊びにしろ・仕事にしろ、生きていくうえでセンスのあるなしが重要だよな?同じ野次るにしても、その人が持っているセンスが生きてくれれば良いんだけどね』

センスか…
確かに、何にせよセンスは大事だよね。

野次るにしても何にしても、全部が全部『クリーンなイメージを…』と云うわけではないと俺は感じる。
ある種『ダークな部分』も兼ね備えているからこそ、オートレースであり競輪であったり、競馬・ボートなのではないかと思うのである。
そこには『金(カネ)』と云うものが存在し『車券・馬券・舟券』が介在する。
即ち『ギャンブル』であるという事。
そして、どの競技に於いても『人の力』によって成立しているもの。
同じ『人』として、『人が人に対して想い・考える』事って、何よりも大切なことじゃない?

野次る前に『これ言ったら周囲のお客様や選手にウケるかな?』
この想いを頭の片隅に置いといて、一拍置いて発しても手遅れではないと思いますがね?

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