慢性人数不足――コロナウイルスの影響による稼働可能な競輪選手の減少――により〈車だて〉に苦労している競輪界。初日はともかく、最終日の敗者戦などはぎりぎりの〈五車だて〉レースも少なくない。
車券を買うさいにまず目が行くのは選手の最近の成績だ。おっ、七着七着一着って、こんな弱っちいのが勝てるんだ。あれ、三場所前には二勝しているよ、敗者戦だけど。ふうん、すこしは強くなっているのかしら。と早合点するのは禁物だ。詳しく成績を調べるとみんな五車の番組、それも口笛〈サイクリング〉で勝てそうな組み合わせ、なんてことが〈ざら〉であるから。むろん何人の競輪であろうと勝者に賛辞を呈すは当たり前のことだが、他の選手、他の競走との比較に於いては、「五車の競輪は別物に近い」というのが持論である。
明日(八日)から「九車」の青森記念が開幕する。
七車でけっこう強いのに九車だとなんだか目立たない選手、逆に九車の競輪になると水を得た魚のようにハッスルする選手と様々だが、〈噂の男〉中野慎詞(岩手・121期の早期卒業生)には関係なかろう。
デビュー以来まだ負けを知らない――チャレンジ戦~A級一二班戦~S級戦と都合二十七連勝中――中野は第十一レース、白帽一番車で、九車だての競輪をはじめて走る。
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