一応の断りから記す。大雑把さが生きそうなのは、もちろん走る選手ではなく、私のお手軽な車券に向けられている。
やっかいな番組となった。
第一感は、筋より筋違い。というより並びで入る画が浮かばない。更に申せば、どこの線も番手から買う気はしない。要は自力のボックスなのだけど、五×四×三=六十点は許容しかねる。
さあ始めよう。大雑把にばさりばさりと切ってゆくのだ。展開待ちの印象が濃い選手は山崎賢人と脇本雄太。いきなり脇本を消すのは忍びないけど仕方ない。両者を切る。
犬伏湧也、眞杉匠、松井宏佑の三人が残り、全部買えば六点だが、まだ切り足りない、そんな今夜(五日)の気分である。三人のここ数場所を仔細に比較すると……は大雑把精神に反する。あくまで大ぐくり、その態度を崩してなるものか。私独善の惜敗率――二着だろうと三着だろうと四着だろうと、「一着の近くまで行った」競輪の頻度というか、いい勝負しているなァと思わせる回数――を算出した結果、眞杉>松井>犬伏と相成った。
「②⑤①を厚めに②①⑤の順」が結論です。
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