一、新しい番組概定に依ると、決勝迄に四走を要す選手と、三走で済む選手に分かれる。後者の条件は「ドリーム」選出もしくは「オリオン」選出の選手に限られる。その恩恵に浴する事が出来たのは吉田拓矢ひとりだけだった。
二、脇本雄太の十秒八の逃げを太田海也が十秒七で捲った。山口拳矢を競り落としての三番手捲りだった。そういえば先月の玉野サマーナイトの準決でも太田は、志田龍星を弾いて三番手を取ったのだった。奇しくも山口も志田も岐阜籍である。覚えておこう(多分すぐ忘れる)。
三、シャイニングスター賞で眞杉匠-吉田拓矢のブン駆けを見ていたから、準決はおもいっきり捲りなんだろうと思い込んでいた。しかし又先行で吉田-佐藤礼文のズブズブ、眞杉は九着迄潰れた。でも佐藤にはFⅠ開催の車券でけっこう世話になっているから、祝意を送りたい気分ではある。
【オールスター競輪決勝】脇本雄太-寺崎浩平-古性優作-南修二の折り合いは、というより福井-福井-大阪-大阪なのだからごく自然の並びなのだけど、寺崎の初戴冠ありきの並び順だと思い込める。寺崎から脇本の残りは切る。普段なら古性の突き抜けを悩むのだろう。でも今回に限ってはそれを考えないで済みそうだ。むしろ今回の古性の出来では二着にすら一抹以上の不安を抱く。松本貴治はいい意味でもそうじゃない意味でも解らない選手だ。いーい番手の仕事をしたかと思うと、拍子抜けする様な凡走を見させられたりもする。既述の通り太田海也は準決で脇本雄太の逃げを捲っている。が、脇本のブン回しで寺崎の番手捲りともなれば話はまるで違って来る。終審カマシは必需。それ以上構えるのは危険だろう。太田はいずれ将来、何個ものタイトルを手中にするであろう選手だと思うが、スター選手が歩む正道を思うに、いきなりの優勝ではなく、先ずは確定板を挙げることから。むろん勝手な私論である。太田がぶっ叩いて岩津裕介が抜く? 準々決勝ではきれいに決まっている。が、再びの画は浮かばない。ただ太田の確定板、正確には太田の二着三着という車券を捨てきれないでいるとともに、話を散らかすだけ散らかして恐縮だが、冒頭で述べた、吉田拓矢ひとりだけがこうむる恩恵にも抗えないでいる。⑦②③と⑦③②。
ブログ
最近のブログ
- より良き一日を 2025/12/09 17:32
- 昨日の友は今日の敵どころか~佐世保記念観戦記 2025/12/07 19:52
- きのうの友はきょうの敵~佐世保記念競輪決勝 2025/12/06 18:19
- 今の競輪の勘どころ 2025/12/04 22:40
- その時点で負けている~小倉競輪祭観戦記 2025/11/24 22:38



















