私は、塁上でペラペラ喋っている野球選手があまり好きではない。特に、味方の投手が打たれた打者走者に、自ら話しかける野手、の景が苦手だ。
私は、レースを終えて引きあげる前のバンク上で、連係した仲間同士が話している図があまり好きではない。特に、一番人気で完敗の二人が、早くも反省会をしているのかしら? そんな景が苦手である。ま、こんな細々した好悪を記しているようじゃ、いよいよ迷惑固陋の仲間入りである。
が、今日の、平原康多が吉田拓矢を労う図は別物である。美しい光景だった。
正直、平原が来年S班に復帰することは、けっこう厳しいと思っていた。それが競輪ダービーを見事に優勝である。競輪の神様の、勝利の女神の、平原康多が今まで演じた数多の名勝負にたいするご褒美、と記せば失礼にあたるか。
初めて大レースの決勝に乗った自力屋は八割方先行する。数字化した資料があるわけではないが、闇雲に信じこんでいる。小林泰生が押さえた時、ああ、やっぱりな。私は思った。走っている選手の幾人かも思ったのではなかろうか。吉田拓矢だってすぐに引かず、中団をうかがっていた。小林が駆けてしまう。と思ってかどうかは断ぜられないけれども。意に反して小林が踏まない、踏まない。もう一度吉田拓矢が叩き返した時、古性優作も、他の皆んなも、反応できなかった。
しかし、それでも、最後の最後に三着まで来る古性はたいしたもんだと感心する。
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