私が競輪をやり始めた頃はというか十年くらい前までは審議時間が長ければ長いほどアウトだった。最近はというかこの十年くらいは審議時間が長いのは微妙な長考でありセーフの場合がおおいという認識を持つものの、すべての審議に立ち会っているわけでは毛頭ないから軽々に述べるのはやめにしたほうがよさそうだ。
　第五日の最終レース、中野慎詞－寺崎浩平－古性優作と隊列がかわりしめしめと思っていたら終審でガシャーンと音がして、一見古性が誘因に見えて失格かなあと思いながらも直線にむいて一応ガマンと声が出た。
　赤旗があがり審議対象の発表を待つ。二人あがってくれないかしら？　図々しく願うが無情にも対象は一番だけだと言う。ひとりだけの場合は失格の可能性が高い。かくなるうえは審議よ長びけと希求するもののあっさり裁定を告げる審判放送が流れたのでありました。
【小倉競輪祭決勝】競輪祭の準決はグランプリの準々決勝ではなく競輪祭の決勝もグランプリの準決勝ではない。だからどうした。今年最後のＧⅠとグランプリと年末ジャンボどれを当てたい。とりあえず目先の競輪祭だ。自問自答する馬鹿者ひとり。
　犬伏湧也を使える松浦悠士の番手捲りに寺崎浩平を使える脇本雄太の番手捲りで「Ｗ番手捲り」とほざく私は「Ｗ餃子定食」も完食できない。複数回つかったフレーズ、毎度毎度こりない野郎、まるきり進歩なし、と私が私に返す。たいした配当も期待できない割に簡単に崩れる可能性があるのもわかっている。わかっているけれども、こういう「献立」を前にするともう我慢ができなくなる。ただただ単純に①②と②①を買うことを我慢できなくなる。
　♪くだらん事が多すぎる、くだらん俺が多すぎる、誰にも見つかりたくないくせに、みんなに見つけてほしい、どうなってんかな、三つから進歩なし、とSIONが『鬼は外』で歌っている。