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郡司の番手マナーに脱帽~全日本選抜競輪決勝観戦記

2024/02/12 17:51 閲覧数(381)
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 郡司浩平は一年以上タイトルから遠ざかっている。えいやと踏んじゃいたい所だとも思うけど違った。前の北井佑季が直線にコースをとるまで我慢した。清水裕友の捲りをぎりぎりまで引きつけ北井の外を踏んだ。それゆえ北井が三着に残ったとも言えるかも知れない。郡司の「番手マナー」には脱帽である。
 過去に幾度も、もしかすると十回近く書いているのを承知で又又記す。
 三十年ほど前の話。私が写判で負けて愚痴った。「こんなんなら大差ではずれたほうが余程いい」と。E先輩は言った。「タケちゃん、そうじゃない。写判になるまで良い勝負させてもらったんだ。楽しませてもらったんだ」と。やっぱりEさんはクールでかっこういいなとつくづく思った。己の下種な根性を恥じた。ところが数か月後の某競輪場記者室、写判で負けたEさんが腹いせに蹴ったコロ付きの椅子が私の目の前をけっこうなスピードで通過した。私はおどろくと同時にますますEさんが好きになった。
 タイヤ差負けもまた楽しからずや――。
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