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勝っても、負けても、無抵抗でも、神山は神山~松山GⅢ開幕

2022/10/13 20:21 閲覧数(381)
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 初日の第七競走の太田龍希-神山雄一郎の番組を見たとき、龍希の父である太田真一の「競輪グランプリ1999」を想ったと昨日別欄に拙稿を寄せた。
 グランプリでは難儀と言われる太田真一の鮮やかな逃走劇は、徹頭徹尾別線を止めた神山雄一郎(本人は三着失格)あればこそ、と記しても誰も文句はあるまい。
 とはいえ太田龍希は太田真一ではなく、神山も二十三年前の神山ではないのだから、仮託して車券を買うわけにもいかない。
 が、それでも、太田龍希-神山雄一郎でしっかり逃げている終向、四番手から岡崎智哉-渡辺十夢が捲ったとき、「う」と期待を抱いた私だが、何も起こらなかった。無抵抗に見えるのは「スピードが違う」のか「神山の脚の問題」なのか。ともかく「一番人気」に素通りされた。それでも三着はあるなと見ていたら、神山の後ろを固めていた石川雅望が、岡崎-渡辺の後ろの西岡正一を弾いてから、返す刀で神山を八分の一車輪抜いていた。
 一抹の寂しさは禁じ得ないけど、ま、神山は神山だから。勝っても負けても、たとえ無抵抗でも神山は神山なのだ。バカボンのパパ(赤塚不二夫作『天才バカボン』の主人公)の決め科白「これでいいのだ!」を拝借すれば、これで「も」いいのだ! だって神山雄一郎なのだから、という感情かしら。
 とか記しながらも、二車単420円から三連単6,790円かあ……「弱っている神山の後ろの三着は狙い目」なる悪魔の囁きが聞こえないでもなかった。すこしだけ悔しがる下種の私が居る。

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