――おいおい冗談だろう。
浅井康太が落ちたとき、一人の部屋でテレビに向かって声が出た。
――しかし最近こういうの多いなあ。
事実かどうか自信はないが、ぼやいていた。
――ああ、これ三谷-山田で捲っちゃうな、きっと。
そんなことを思いながら見るしかなかった。
――差したらいくらか付くのかしら。
買ってもないのに配当が気になった。
――しかし岡はいいとこ選んだねえ。
ぼんやり思った。
――そうだよな。
三谷-山田きれいに捲ったが、岡は一歩遅れた。
――差しちゃうんだろう?
山田が楽に抜くところと、岡が大塚健一郎に当り中を割ろうとするところを交互に見ていた。
――そんなには付かないよなあ。いや、浅井がいて太田もいる。しかも三谷を抜く車券だからまあまああるか。
三千円余の二車単の配当を見、ちょっとだけ肩を落として、最近気に入っている森永ミルクキャラメルを二粒口に放り込んだ。
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