皆様、おはようございます。
4/29(水・祝)、今日のオートレースは、飯塚のSG・オールスターオートレース(ナイター)が最終日を迎えます。
今日は、優勝戦「第12R」をピックアップ致します。
筑豊・飯塚地方は、終日の晴天予報。という事で「良走路」のみの想定とします。
優勝戦は、1車1車の短評形式でお送りします。
①荒尾 聡 (飯塚) ハンデ 0
今開催の「顔」、ポスターの主役が堂々の1着優出。今回の優勝戦の枠番選択順は、準決勝1着選手から優先順(=ファン投票順位)に従って枠番を選択。但し荒尾聡は前年覇者のためシード、優先順も最高位であるため、枠番選択も1番権利をゲット。という事で、1枠を選択しました。選択順2位が鈴木圭である事を考えると、この選択は非常に大きな意味を持ちます。当然狙うはトップスタート。鈴木圭より、青山周より先に出られれば、昨日も3.351の好タイムをマークしており、スピード面でも十分対抗可能と考えています。
②鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 0
準決勝でも圧巻の本走3.329をマーク(2020年最高タイム)。他の追随を許さず、今日も「トップスタートを切った時点」で、ほぼ決着と思われます。また、昨日同様「1枠」であれば、そのトップスタートも堅く、これではアタマでどうしようもないか・・・という感じにもなります。ただ、その1枠には前年覇者(=優先順1位)の荒尾聡が座りました。こうなると、トップスタートではない可能性が浮上してきます。そこで思い出されるのが、これまでのビッグレース優勝戦。準決勝で破格のタイムをマークしても、肝心の優勝戦でスタートで先手を取れず、競り合いを強いられるという事がよくありました。やはり優勝戦は、準決勝とは違い、好調メンバーが居並び、スタート争いも熾烈を極めます。それがSGなら尚更。勿論トップスタートならアタマで仕方ありませんが、それでも両隣を始めとしてスタート巧者が揃う中、先行態勢を作れなかった場合の事も考慮に入れておく必要は有りそうです。
③青山 周平 (伊勢崎) ハンデ 0
準決勝のタイム、更には3日目最終Rの直接対決の結果を見ても、今節の機力比較では、①荒尾聡・②鈴木圭の内枠両者に対しては見劣りしてしまうでしょう。ただ、この選手の強みは何と言ってもほぼ失敗の無いスタート速攻。そして、一度先頭に立ってしまえば、その機力不足を補って余りある、絶妙なコース取りで内を押さえる走法で、後続勢に攻めの隙間を与えずに10周回押し切る事も十分考えられます。ただ、それもあくまでトップスタートが条件。必ず行けるとは言い切れない相手関係・位置関係だけに、絶大な信頼までは寄せられませんが、それでも対抗十分と考えています。
④篠原 睦 (飯塚) ハンデ 0
スタート速攻戦からの展開が有力視されますが、さすがに内枠に控える3車、更にはすぐ外の⑤佐藤摩など、SG優勝戦ともなるとその争いは熾烈を極めます。非常に高いレベルでの比較にはなりますが、やや行き足の面ではかつてほどの勢いが感じられません。加えて、本走3.35~36近辺でのハイスピードレースが展開されてしまうと、機力面でもやや見劣りする分、追走が一杯という形になりそうな気がしています。
⑤佐藤 摩弥 (川口) ハンデ 0
前回のコラムでも触れた、初日12Rの「スターセレクション」。1回目のスタートで赤ランプ、しかし対象車番がなかなか発表されず、ようやく発表されたのが佐藤摩の車番でした。しかし、発走合図機の故障により、信用性に欠けるとの判断からフライングの判定は取り消し(レースは不成立)となりました。本当にフライングを喫していたのかは定かではありませんが(どの時点で故障していたのかが不明であり、正直対象車番を発表したのは勇み足であったと思っています)、2日目・3日目と、普段のようなスタート速攻が見られなかった事から、影響は少なからずあったように思います。ただ、それを一気に払拭したのが準決勝。ここ一番の勝負処で、目を見張るような、他の車が止まって見えるかのような超抜スタートを披露。荒尾聡にこそ捌かれはしましたが、2着をキープし、これで、自身初のSG優出を決めた昨年の日本選手権から数えて(SS王座戦を含めれば)SG3開催連続の優出。とにかくその安定感は業界トップクラスの域に達したと言っても過言では有りません。今日も勿論スタート速攻からの展開を期待しますが、「今の」佐藤摩はそれだけでは無く、十分追って行ける機力と腕が有ります。車券圏内も含めて期待を込めたい1車です。
⑥浦田 信輔 (飯塚) ハンデ 0
地元のエースがキッチリと優出を決めてきました。機力面でも十分勝負になるレベルですが、やはり内枠各車に対しては展開面でも少し注文が付きます。道中どこまで追えるかがカギとなりそうです。
⑦中村 雅人 (川口) ハンデ 0
「久々に中村雅らしいレースが見られた」というのが準決勝を見ての感想です。道中は、中村友の内強襲であわや落車の不利を被り、その結果重富大と競り合う形となりましたが、捌かれても慌てず騒がず。やはりこれまで何度もビッグレースの準決勝を経験してきた百戦錬磨の「キッチリ8周回トータルで計算する」レース運びで2着を確保し、優出を果たしました。ただそれでも、この枠はなかなか主導権を取りにくい位置。内枠各車がペースを上げてしまいスピードレースになってしまうと、追走一杯で何も出来ず・・・というパターンに持ち込まれてしまう可能性が有りそうです。
⑧金子 大輔 (浜松) ハンデ 0
この車もこの枠からであれば追走展開で、どこまで捌いて上がって来れるか、というところが気になりますが、前が混戦(ショートの展開)にならないと厳しいかと思います。機力上位の②鈴木圭、或いは①荒尾聡がハイペースで引っ張る「ロングの展開」になってしまうと、⑦中村雅同様、追走一杯となってしまう可能性が有りそうです。
以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。
[2020.04.29] 飯塚
第39回SGオールスターオートレース・最終日
【12R】優勝戦 5100m(10周)
良 想定試走 2020年全成績
◎①荒尾聡(飯)0 3.29~32 [ 19, 8, 3, 9]
▲②鈴木圭(浜)0 3.25~28 [ 26, 6, 6, 3]
○③青山周(伊)0 3.26~29 [ 25, 4, 6, 3]
④篠原睦(飯)0 3.29~32 [ 21, 5, 8, 16]
△⑤佐藤摩(川)0 3.28~31 [ 21, 8, 7, 8]
注⑥浦田信(飯)0 3.27~30 [ 17, 5, 6, 10]
⑦中村雅(川)0 3.28~31 [ 13, 8, 4, 13]
⑧金子大(浜)0 3.28~31 [ 15, 15, 11, 10]
(良走路)1周2角立上り想定 ←①③⑤②④⑥⑧⑦
※想定試走は、良走路の場合のみ。近況の実績を加味した上で、独断で設定。
※2020年全成績は、左から1着、2着、3着、着外の回数(独自集計)を示す。
とにかく注目はスタート争い。②鈴木圭がトップスタートで飛び出してしまうとそれでジ・エンド、後は①荒尾聡、③青山周が競り合いながら追走する中を悠々と逃げ切ってしまう事になろうが、やはり①荒尾聡が最内枠から1角で巧く張り込んでホールショットを決めた場合(更に③青山周が外から被せた場合)に、一気にこのレースは面白くなる。・・・という事で、配当面でも「面白くなってほしい」という願望が出てしまっている予想なのは承知の上で、少し攻めてみたい。
<良走路>
本線(3単):1-23-2356
押え(3単):3-1-256、2-1-3
以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。
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2020/04/29 10:55 閲覧数(538)コメント(0)

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