朝の一レースからイン粘り。ま、先行一車だから仕方ない。と云うか当たり前でもあるのだが。
第二レース。先行は二人居るが片方が瞭かに強い。突っ張る本命の番手の外に位置のない選手が追い上げた。又又競りの競輪。伝染ったわけではあるまいが、控え室で一レースの競りを見ていた二レース出走の選手が(俺も番手やるか)と決意する事もあるだろうか。見ている此方は暢気に「おっ、今日はイン粘祭り、競り祭りかぁ?」と冗談を飛ばしている。
大レースの決勝で特徴的な作戦が演じられる。その翌日のF1開催で似た様な組み立てに遭遇したりすると、あれ昨日のレースを見て感化されたかな? とか思うのが又楽しい。
それよりなにより、トップクラスが披露する凄まじい競り、これぞプロなるブロック・前残しをテレビ観戦したこれからの選手(むろんベテランも然り)が、憧れ真似をする。私の思い込みに過ぎぬかも知れないけど、そんな光景に立ち会えると一寸嬉しい。
野球だってサッカーだってプロがプロを真似る。手本にされる一流連の技は一々本物なのだ。
番手の選手が先行する選手を残す。この一つ取っても選手各々に特有の型があり興味は尽きない。
ただ失敗すると猪突な私など容赦ない。「お前なぁ、井上茂徳の真似なんか十年早いわ」と頭の中で野次る訳だが、それも競輪、怒りの横っちょに、愉しさが顔を覗かせている事もあるから、不思議且つ不可解、掴み所があるようでないようなギャンブル種目である。
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