時折イン粘りをやったりする自力もしくは自在屋が別線の先行にジカと宣しているのを、潔いと誉める人がいる一方で、まだまだ君の技量では闘い方を狭める必要などない、いったい外でどの位競れるのかしらと懐疑的に見る目もある。ジカ宣言は格好いいけど、口だけ番長みたいな結果に終わっちゃ先がおもいやられる。先日たまたま見たナイター開催の敗者戦での話しである。
競輪で裏をかくのは悪いことじゃない。むかしのマーク屋は競るなら顔見せから来いと厳しかったけど、自在屋にそんな事を求めちゃ競輪は面白くなくなる。ま、そうは言っても意外なというか、予想出来なかった競りに、車券が裏をかかれてブツブツ文句をたれる私ではある。
新田祐大は、初日の一着も第二日の一着もぶっちぎりの捲りだった。ともに後ろに北ラインが出来ていたが誰も連れ込めなかった。準決は北一人で小倉竜二が番手という、中中見られない連係となった。雨模様のバンクという事もあったかも知れないが、一周以上逃げて番手大名の小倉が四分の一車輪抜いた。之をもって裏をかく競輪などと言う事はむろん出来ないけど、見終わってから私の顔はちょっとだけほころんだ。断っておくが裏目二千輌を取り込んだわけではない。競輪という競技に於いて、裏をかくという行為は、別に新田本人は裏をかいたなどとは毛頭おもっていないだろうけど、上質なユニークさを帯びることがある。
【京王閣記念決勝】菅田壱道を使える新田祐大は買いだけど、菅田がブン回して新田-守澤太志なんて展開は虫がよすぎる。一つ二つ展開が崩れても新田という読みに立てば、菅田はもちろん守澤も敬遠する。脇本雄太の捲りを買わないわけには行かない、私の軀はそういう風に出来ている。その脇本に付けない大川龍二-小倉竜二は敬遠する。悩ましいのは眞杉匠-和田真久留-和田健太郎の所だ。眞杉の胸の内は、関東の記念だから獲りに行く。今回は復帰戦だし次走がGⅠの親王牌ならここは逃げときたい。後者なら三番手でもお気に入りの和田健太郎の絡みに手を出す事が出来るのだけど。いい意味でもそうじゃない意味でも「自然児」ぽい眞杉は、私にとってはけっこう買いにくい選手でもある。
二車単の③⑧と⑧③に、三連単の③⑧⑨と⑧③⑨
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