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競輪に正義など求めていない

2025/10/02 8:15 閲覧数(221)
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 先々日の大宮FⅠの準決で、治田知也の逃げを佐々木悠葵が庇いすぎて差しはぐれるというレースがあった。治田のガマンは二車単で四千二百余円もつけた。治田の二着も三着も買っていない私なのにおもわず酷えなあとつぶやいた。と同時に、明日は治田がブンブン行って佐々木の優勝でいいわけだとも一人ごちた。
 私の生存の確認に機嫌うかがいを兼ねて、時折連絡を寄越す友人は辛口の競輪ファンで、無沙汰の間に走った特別競輪の事など、あれはまずいでしょう。初めて見ましたあんなレース、とか言ってくるのだが、人がアツくなっていると案外こちらは冷静というか、出来れば同調したくない天邪鬼なので、ま、競輪に正義など求めてはいないから。と阿佐田哲也の風に返したりする私は嫌な奴だ。
 きのうの大宮のS級決勝は治田がドカンで佐々木の優勝、二着も三着もまァ普通は入れそうな所が入り、二車単も三連単もまあまあの配当だった。が、しかし、私は買っていなかった。忘れていたとか、買わずに見したとかではない。テレビ画面のオッズを見ながら、締切十分前位だったかしら、電話投票の画面を開いたのだが、不意にと言うはおかしいか。買おうと思っていて買うのをやめたというのも正しくない。やっぱり準決で刺さった小さなとげとげみたいなもんが僅かに残っていたのだろう、昨日の今日で佐々木なぞ買いたくない。昨日残しすぎたから今日は思いっきり勝ちにゆく。そう、昨日の今日だから買いだと思い込めるのに、昨日の今日だから買わない。その変心には自虐の笑いしかない。競輪にミスはつきものなどと解った様な事を書き、競輪に正義など求めないとうそぶく男が、実はたったひとつの差しっぱぐれを根に持っていたというお話でした。

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