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S級特進から十一ヶ月~原井博斗の初優勝

2025/05/07 22:39 閲覧数(241)
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 武雄のFⅠに原井博斗(福岡・115期)が走っているのは知っていた。
 準決で野田源一(福岡・81期)の番手大名であらん限り前をかばい残した(野田は二着同着)のも見ていた。決勝には福岡籍の選手が三人のったが、準決とおなじく野田-原井が並び、市橋司優人(福岡・103期)は単騎ということも確認していた。発走二十分前くらいにオッズを見ると、単騎でも市橋から売れていた。野田-原井はまあまあ付いた。原井が抜くと二十倍をゆうに越えていた。むろん市橋が売れて然るべきの戦歴をもっていた。
 一、二分考えたかしら。結局「見」してレースを見ることになった。
 東京-東京の二人が逃げ、三番手以下に野田、原井、市橋となり四角を回った。ゴールは中を割った原井が一着、外に回した野田二着で入り、二車単2,770円の中穴配当だった。
 原井博斗が特進でS級に返り咲いたのは昨年の六月のことだった。そのときの原井の九連勝は実にどうもすごかった。番手をやろうと三番手だろうと楽に突き抜けた。当欄にも原井の競輪のすさまじさを記した。特進後のS級初戦から追っかけた。ともかくA級の勝ちぶりで彼の強気のほどを思い知ったから、番手勝負に出る原井、三番手でも黙ってはいない原井、そんな闘っちゃう原井の車券ばかり買った。が、私の思惑とは真逆だった。原井は三番手があれば三番手、点数どおりの実直な走りが目だった。ま、S級に上がり端から横紙破りの願望を抱く私の方がおかしい。三場所四場所くらいまでは追いかけたが、徐々に興味は失せていった。むろんその後も彼の走りは時折目に入った。車券を買ったこともないわけじゃない。地味に点数を上げ、番手を上げている原井を横目で見ていた。
 特進の日から十一ヶ月のS級優勝が遅いのか早いのか、私には判断つきかねた。
 浮気でいつも指名していた女の子を替えたら、ふった方がナンバーワンになっちゃった気分である。

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