右です。左です。上です。下です。
下の段に移る。
左です。下……ですかね?
はい合っています、次は?
右に見えるけど。
はい次はどうでしょう?
うーん左か下だけど……山勘で下。
正解です。
今日受診した眼科での視力検査の模様を記した。
内心にはいつも「左八割下二割かしら」の冗句を準備しているのだけど、場所柄不謹慎である、おそらく受けない相手にされない、と自制が働きついぞ放ったことはない。
視力がもどり安定しつつある。多少出血はあるが歪みは見られない。治療の効果があらわれている。と先生に言われ安堵した。病院を出て駅前まで歩きながらちょっとした開放感につつまれた。曇天だがいい風が吹いていた。真っ直ぐ帰宅したくない気分だった。そうだ戸田きょうから始まるンだ。右目の診察ついでにギャンブルの目も……馬鹿なことを考えた。
明日(十日)から平塚記念が始まる。なんとも脂っこい〈特選〉に興趣が増した。南関は松井宏佑-郡司浩平-和田真久留と深谷知広-岩本俊介に分かれ、他にも犬伏湧也-荒井崇博がいて、山口拳矢-三谷将太もいる。私の旧式アンテナにまっ先に引っかかったのは、名古屋ダービー準決の松井-郡司のレースだった。経過の詳述はさけるが、結果は松井だけが決勝に乗る結果となった。第一感は松井のブン駆け、郡司-和田のズブズブから。ま、なんとかのひとつ覚えというか、いくつになっても進歩なしの車券である、と自分でもおもうけど。
それよりギャンブルの検眼はどうなった? と訊かれれば、まずは一丁前の口をきいて、五レースの後藤浩を頭で買えなかったのが悔やまれる、と答えておくが、ギャンブル眼科の診断は、“近視(大局観に欠けた買い方)。乱視(殿ご乱心の買い方)。さらに老眼(むかし懐かしの固陋な買い方)も加わり憂慮される状態。”――実に芳しくなかった。
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