♪扉の陰で、息を殺した、かすかな言葉は、さようなら――細野晴臣の『終わりの季節』の歌い始め。
まるきり思ったとおりにならない。というより思った競輪にならない。買った車券から遠い展開の「絵面」に、途中からレースがわからなくなった。というより集中できなくなった。こういう場面にテレビのスイッチをスッと切ってしまう「達人」が目標なのだけど、私はなれそうにない。
昨日、別紙に載せた拙文の一部を抄録する。「(前略)『「世論」の逆がおおむね正しい』――西部邁の著作本のタイトルを、ふと想いだした。(中略)「奴の予想の逆がおおむね正しい。サウイフモノニ ワタシハナリタイ」(お粗末)。」――前略と中略により意味はまるで通じないと思うが、気にしないでもらいたい。どうせたいしたことは述べていない。ただ、今の私は、「奴の予想の逆がおおむね正しい」の「奴」にかなり近づいた、もしくはまさに「奴」そのもという気分でもあるのだ。
♪今頃は、終わりの季節、つぶやく言葉は、さようなら――「終わりの季節」二番歌詞の冒頭。
私は春夏秋冬、年がら年中、この曲を歌っているが、夏だって終わりの季節になりうる。
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