今年最初の大レースを優勝したのは、昨年のグランプリ王・古性優作だった。三角番手捲りの松浦悠士を内から一気に抜け去った。
一番(古性)九番(松浦)で確定した瞬間思った事は、奴は獲ったかな?だった。奴とは昔の競輪友達で、競輪は迷えば枠の一-六、六-一が口癖だった。因みに奴も私も競艇の方は迷えば一本で一-三だった。
太田竜馬-松浦悠士-古性優作-浅井康太-新田雄大-佐藤慎太郎-成田和也-深谷知広-平原康多。赤板~打鐘~終審~終向とずうっと隊列変わらず、痺れない一本棒、仕方ない一本棒とでも云っておこうか。
八番手の深谷は捲りだなあ、おそらく。途中で松浦から平原の車券は諦め気味だった。と云って松浦-古性-浅井に期待を抱いたかと申せば、最初から並んでいる、敵方同士のズブズブズブは虫が良すぎる。不安しかなかった。
話はいきなり飛ぶけど、一つ前の十一競走、和田真久留のブロックには「お主なかなかやるなあ」と感心した。止められた吉田拓矢は周りに手の内を読まれていると云うか、競輪の引き出しが少な過ぎる。ま、素人には云われたくないな。
閑話休題。確定着順を見る。一着から四着までは一本棒の前団に位置した選手なのだが、五着に八番手の深谷が入っていた。深谷とすればあながち悪い競輪でもなかったのじゃなかろうかと、ふと思った次第である。
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