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浜松・G2ウィナーズカップ優勝戦展望~全員3.3秒台!(天気がもてば)超高速戦を制するのは?~

2016/12/04 8:10 閲覧数(588)
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皆様、おはようございます。

本日も浜松市内の某ホテルの一室にて、コラムを更新しております。

浜松オートで開催中のG2・ウィナーズカップは、今日がいよいよ最終日。最終12Rは8周回4100mの優勝戦となります。
マスターズ、ライジング各グループから4選手ずつが勝ち上がって迎える頂上決戦。
もちろん今日は、この優勝戦の展望コラムにて、皆様のご機嫌を伺います。

終日良走路で行われた準決勝は、本走3.3秒台を巡る超高速戦。主力勢が中心となりましたが、唯一10m前から石井輔が優出を決めた事により、この優勝戦は0-10のハンデ戦となりました。
この石井輔も含め、優出した8選手は準決勝で全員3.3秒台の本走タイムをマークしており、優勝戦も良走路であれば超高速戦が展開される事になりそうです。

ただ、今日最も気になるのが天候および走路状況です。
今でこそ、ホテルの窓から空を見上げれば、昨日同様青空が広がっているのですが・・・この青空は昼くらいまでの予報。西日本の方から天候は崩れ出しており、一気に雨雲が拡大しながら東日本へ流れていくとの事。現状の予報ベースで言えば、ギリギリ優勝戦の時間帯まではもってくれそうな雰囲気ですが、なにぶん相手はお天道様。雨の到来が早まれば、湿走路になってしまう可能性も否定できません。
よって、良走路・湿走路の両方に言及し、予想も良・湿両方の想定で出したいと思います。

それでは、今日も1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。



①石井 大輔 (川口) ハンデ 0

 初日8着から始まった今節、徐々に本走タイムが改善されていき、抜群のスタート力を武器に臨んだ準決勝では、主力10m前としては圧巻とも言える3.384の本走タイム。俄然、注目の存在となりました。
 この優勝戦、ハンデ構成としては0-10の1対7という、私がよく言う「0mにとって厳しいハンデ構成」(0m1車がスタート不安で、10mの内枠にスタート巧者が居ると、位置関係的には叩かれる可能性が大きい)となっており、その10m内枠にはスタート巧者の②遠藤誠が控えていますが、この石井輔自身もスタート速攻力を持っており、昨日も、10m後ろ最内枠の渡邉篤(近況スタート絶好調)の強烈なスタートにもキッチリ残しているだけに、遠藤誠相手にも叩かれる事は無いだろうと考えています。そうなると、今度は3.384で逃げた準決勝の機力を維持出来ているとなると、相当に残る可能性を秘めています。特に後ろが、内から内へ回る②遠藤誠となれば、逆に後ろを押さえてくれる展開も考えられ、序盤に少し逃げのアドバンテージを作る事が出来るかもしれません。「大逃げ」とまでは行かないかもしれませんが、それに近い展開も考えられます。この位置は魅力の一言です。
 但し、これはあくまで良走路限定。湿走路は実績に乏しい部類に入ります。この優勝戦メンバー相手では太刀打ちできないと思われます。


②遠藤 誠 (浜松) ハンデ 10

 2番手走行中の白次義を最後の直線でチョイ差し、執念実っての優出となります(若干、白次義のミスもあったようにも見えましたが)。
 概ね展開に関しては①石井輔の項で記載しましたが、おそらくはトップスタート、そこから前がハイペースで逃げてしまうと、これを逆転するには走法的にも難しく、逆に押さえ役になってしまう可能性があります。内から内へ小さく回るという走法的に、3.40を切ってくる事自体が珍しく、準決勝レベル(3.39)が、ほぼタイムポテンシャルの上限に近いと考えていますので、前の逃げも含めて、それ以上のタイムでレースが展開されてしまうと、厳しいと思われます。
 湿走路の場合は、おそらくしっかり降ってくれた方が、内が利いてくれて良いのかなと思います。軽い湿走路、或いは斑レベルであればちょっと厳しいかもしれません。


③松尾 啓史 (山陽) ハンデ 10

 試走タイムだけでは計り知れない、レースでの強力な追い脚。この選手の一発の魅力が結集された準決勝でした。
 とは言え、この豪華な優勝戦メンバーの中で、機力の比較という意味では(紙一重ながら)やや見劣る部分があるような印象を受けます。この優勝戦も、内寄りの枠で展開できる分、早めの攻めを決められるかどうかにかかっていますが、外枠勢もスタートが早い選手も揃っており、序盤の展開がカギを握りそうです。湿走路の実績に関してはやや微妙ながら、連下には押さえておきたいところです。


④木村 武之 (浜松) ハンデ 10

 準決勝では試走3.28まで伸ばし、3.379の本走で纏めました。ライバルと目されていた篠原睦の当日欠車で7車となった分、捌き易くなった面も有り、この3.379というタイム自体は飛び抜けて良いとは思えない(捌きが1車分減ったと考えれば、少しタイムは良くなると考えるのが自然)ですが、やはり魅力はこの枠で、おそらく最低でも枠なりでは切っていけそうなメンバー構成だけに、早めに前を潰していける展開に持ち込めればチャンスも十分です。近況、優勝する時にはこの枠のイメージも強く、地元勢記念堅守のために重要なポジションに居ると考えられます。
 湿走路に関しては、やや実績面で見劣る点は否めませんが、これも枠を活かしての残り目が期待できます。


⑤金子 大輔 (浜松) ハンデ 10

 昨日の準決勝では中村雅より常に先手先手の攻めで、後ろに抜かれないうちに抜け出す事ができ、迫る中村雅を最後まで押さえ切り、1着で優出を決めました。タイミングも含めて好スタートを切った準決勝、そのレベルで切っていき、枠なりキープとなればチャンスも広がっていくでしょう。ただスタートに関しては、常に早いスタートで行けているわけではないだけに、展開面での不安が若干有ります(枠なりより上は厳しいかも)。現在の印象では連下候補というところです。
 湿走路に関しても従来は高い実績でしたが、近況はやや微妙な印象です。


⑥高橋 貢 (伊勢崎) ハンデ 10

 準決勝では圧巻の試走3.25をマーク。レースではやや苦労した部分もありましたが、終わってみれば3.375の好タイムで1着、唯一初日から土つかずの4連勝で優出を決めました。これで、前節(伊勢崎)降雪中止の翌日から数えて7連勝中となります。
 初日からいきなり試走3.26、本走3.342をマークしている事も有り、状態としてはベストに近い状況です。この優勝戦、枠も悪くなく、スタートで好位置をキープできれば、むしろ自力でペースを上げ、強烈な捌きを披露していく事になりそうです。
 湿走路も近況は車券圏内を外しておらず、中心の1車と言えます。


⑦中村 雅人 (川口) ハンデ 10

 あまり抜群試走を出すタイプでは無い中、準決勝では3.27というベストに近いレベルの試走タイムを叩き出し、期待を集めましたが、スタート含め後手に回る展開で、金子大の先手の攻めに屈し、何とか2着での優出となりました。
 ハンデ位置や展開も含め、主力勢の中では最も不安の有る状態です。自身も決して悪い訳ではありませんが、紙一重ながら周りがいつも以上に状態が良いだけに、よほど展開が向かないと今回は厳しいかもしれません。特に逃げを含めてハイペースで展開されてしまうと、混戦の追込みで真価を発揮するタイプだけに、追走一杯で何も出来ずというシーンも有り得ます。
 むしろ今回は・・・湿走路になってくれた方がチャンスは大きいような印象です。


⑧鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 10

 3日目こそ、セッティングの失敗もあってか土が付いてしまいましたが、準決勝では修正し、速攻展開から前を追い、最後に逃げる石井輔を捕えて1着で優出を決めました。
 この優勝戦、まずはとにかく「得意のカマシスタートでどこまで伸ばし、序盤の位置を取るか」、それに掛かっています。少しでも遅れてしまったら、内枠に居並ぶ主力勢、とても簡単に1車1車捌いていける相手では有りません。スタート速攻で1・2角までの間に飲み込んで行くぐらいの展開に持ち込む事が1つの条件となりそうです。但し、これまでの実績を見ても、それくらいのスタートを放って行く事は十分有り得ます。最初の1周で3~4番手以内に付ける展開であれば、周回数も8周に伸びるだけに、十分アタマまで届く事でしょう。
 逆に湿走路に関しては、その得意なカマシスタートが決めづらくなり(空回りの不安が出てくるため)、良走路で見せるような中間からグンと伸びるカマシスタートは影を潜めそうで、そうなると内枠勢の湿走路巧者に対してはやや厳しい展開になる事が予想されます。本人としても、出来れば雨は降らないで欲しいと思っている事でしょう。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2016.12.04] 浜松
G2ウィナーズカップ・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)
良湿
△ ①石井輔(川)0
  ②遠藤誠(浜)10
 注③松尾啓(山)10
▲▲④木村武(浜)10
注 ⑤金子大(浜)10
◎◎⑥高橋貢(伊)10
 ○⑦中村雅(川)10
○△⑧鈴木圭(浜)10

<良走路>
本線(3単):6-48-1458
押え(3単):8-6-145
押え(2単):8-4、68-1
<湿走路>
本線(3単):6-47-3478
押え(2単):7-46


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

コメント(2)

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morikatsu

久方ぶりとなりました。
おはようございます(11時過ぎ)m(__)m
良走路指数で⑥高橋、⑧鈴木は殆ど差がなく他の車を引き離しています。
⑥→⑧→①とハンデの関係で①石井が三番手です。
ただ8周戦なので3着は⑦④⑤③と思います。
もちろん買うのは⑥→⑧→①ですΣ(ノд<)
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Kazz

>morikatsuさん

コメントありがとうございます(^o^)
今節の王者は強かったですね。本走タイムも超抜で、文句の付け所が無かったですね。
逆に圭一郎は展開負けという感じでしょうか、、、ちょっと難しい優勝戦だったかなと思っております(^_^;)
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