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雑記帳を繰ればその内ぽろりと~競輪グランプリ二〇二三

2023/12/29 17:38 閲覧数(575)
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 書きなぐった雑記を高田渡のマウンテン・ミュージック風につぶやく。自分なりに四苦八苦したものの無理そうなので取り散らかったまま記すが、その内ぽろりと取っ掛かりが生まれるやも知れず。
 一、別府記念で落車した松浦悠士は割と平気そうに立ち上がったが再乗はしなかった。客席からの声が届いたのだろう。その方向に右こぶしを挙げ見せた。大丈夫と言わんばかりに。
 二、前回の当欄に、今年最後の記念競輪も終わったことだし過去のグランプリの映像でも見ようかしらと記しながら、怠惰無精ゆえ未見である。申しわけ程度に過去五年の資料に目を通しただけ。覇者五人の内訳は、当該年のGⅠを二度獲った上での優勝が二人、無冠からも二人いて、一冠が一人だった。ふと想う。神山雄一郎は三冠の年もグランプリだけは勝てなかった(それも二度)。
 三、前項に即して今年の九人を記すと、脇本雄太(無冠)-古性優作(何と三冠!)、清水裕友(無冠)-松浦悠士(無冠もGⅡ二度の優勝)、新山響平(無冠)-佐藤慎太郎(無冠)、眞杉匠(二冠)、山口拳矢(一冠)、深谷知広(無冠もGⅡを一回優勝)となるが、こそりとも「音」が鳴らない。なんにも閃かない。嗚呼でも眞杉の二冠には一寸興趣をもよおす。八月のオールスターは関東大連係による番手捲りで嬉しい初戴冠、先月の競輪祭では真逆の単騎戦で二冠目をものにした。タイトルはふたつとって本物というが、眞杉の「この二つ」には、勝負師としての大いなる魅力を感ずる。
 四、競輪グランプリの所謂「あるある」は、意外にも一本棒。案外の一本棒。であるか。ま、賞金の額が額だけに、打鐘から三列もがきあいなんて競輪はまずない。とくに犠牲役覚悟の逃げが「顕在」している場合にはその傾向が強い。
 五、昨年は脇本雄太-古性優作の捲り・マークだった。だから今年は……と単純に括れないのが「最強連係」の悩みどころである。
【競輪グランプリ二〇二三】新山響平は戦法の幅が良い意味手でもそうじゃない意味でも狭い。脇本雄太はいろいろ試行錯誤した時期があったようだけど、やはり似たように狭い。清水裕友は真逆に戦法多彩、且つ先行の印象は薄い。「新山の先行・対・脇本のカマシ」「新山の先行・対・脇本の捲り」「新山の先行・対・清水の先捲り・対・脇本の捲り」の三通りに、単騎三人の「変数」を加減乗除するわけだから、とりあえず単騎三人の比較。眞杉は直前のGⅠをその単騎で優勝している。むろんまるで違う番組ではあるが、見えないアドバンテージを意識しないわけにはいかない。深谷にとって今年は進歩の年でもあった。捌きもヨコも苦にしなくなった。ただ大舞台での単騎となるとどうなのだろう。あと一点。この人だけは単騎でもカマシ逃げを放つ可能性もなくはない。一人旅? そう上手くはいかんでしょうが。山口の初戴冠、五月の日本選手権も単騎の闘いだった。そのセンスゆえ単騎は苦にしない。位置取り肝腎だが車番が若干よろしくないかも。
 結、去年の逆。今年は脇本のカマシ逃げで古性の差し。この二人に「順番」は通用しない? 重々承知だけれども、私の旧い頭はアナクロの競輪を食べたがる。むろん古性の既に本年三冠の大活躍も勘定に入れた。古性の頭と決め打ち、後を展開する。
 新山-佐藤に「どうにかなる画」は浮かばない。シンタロウのしぶとさ厳しさは認めている。ひいきでもある。だけどこの面子で味方が新山だけでは正直きついと思う。深谷には勝負に行っちゃう可能性=危険性。山口には逆に勝負に行かない消極性=危険性。清水-松浦の連係の定番は「番手から」。清水には気がむかない。眞杉は競輪の女神に好かれているのかも知れないな。そう思ったりもする。
 古性から松浦、眞杉、脇本が残った。が、もう一車絞りたい。
 競輪界の最大舞台。優勝賞金は一億三千万円。以下、二着が二千七百万、三着に一千八百万余、四着でも一千三百万余と高額だ。誰もが直線は目一杯踏む。無理して前を残す。遠慮して中を割らない。そんなことしていたら自分の着をあっという間に落とす。抜くときは思いっきり抜く。あたりまえだ。冬場の夕方。気温はぐっと下がる。そうでなくても立川の走路は先行屋泣かせ、古性の差しなら脇本は二着にいない。もしくは三着にも。いやさすがに着外にはならない? 懊悩は大げさだけど、心配を和らげるためには二車単が有用。①③と①④を買います。





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