西武(ライオンズ)のおかわり君こと中村(剛也)が連発――! そうテレビからナレーションが聞こえ、中村が描く滞空時間の長い飛球が好きな俺は画面に集中したが、編集された映像は酷く中途半端で、一振り二振りと二回のスイングを性急に見せ、スタンド・インの画は後発のみ、しかも本塁打の軌道もカットでは、肩すかしにもほどがある。
九回裏二点のビハインド、ランナー一二塁で打席には四番の某、一発出れば……と深夜のスポーツ・ニュースが煽るのは結構だが、肝心のアウト・カウントを教えてくれないのでは、面白くない・感情移入はむずかしい。次打者(左)、次々打者(左)の表示で左打者が続くのをわかるのはいいが、各打者の守備位置も知りたいのは俺だけだろうか。全試合のダイジェストを流しといてセパの順位表をまるっきり出さない番組には呆れるし、ここという場面でやたら客席の応援風景が挟まるライヴ中継もどうも駄目で、こんなとき俺が見たいのはグランド上の風景だけだ。
ご丁寧にストライク範囲をバーチャルの線で教える野球中継があり、一目瞭然でしょうと世界記録を示すCGの線を競技者に「追っかけさせる」競泳中継があり、親切に各ラインの先導を回転する囲み線で示す競輪中継がある。
お節介にすぎるもの、臨場感を勘違いしているものだと固陋の俺はシラケるが、もう時代は、テレビ観戦とライブ観戦は「別物」という扱いなのかも知れない。
某球団の某監督が「リクエスト」だとベンチ前から審判にダサい合図を送った。またしてもこんなところで――! お呼びじゃない場面でのビデオ判定要求はこの監督の十八番だ。
主任審判の間延びした声が球場内に流れる。
――只今某監督からリクエストがありました。
ねえプロ野球! ほんとにこれでいいの――?
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