恩田淳平(群馬・100期)がどこかの競輪場できれいに前を残して優勝したのを見たとき、追い込みのセンスがあるなァ――と独りごちる俺が居た。
京王閣FⅠ初日の第六競走は彼の本領発揮ともいえる競走だった。一見荒っぽいヨコととらえる向きもあろうが、二箇所で見せた内をキメる寄せ、外を止めるブロックはかなりの技術に裏打ちされたものと俺には思える。そうだ! 彼のお父さんは名マーカーの恩田康司さんだったっけ――。
俺の好む「体当たり」がある競輪を昼間っから見られてラッキーである。
勝利者インタビューに現れた恩田は数分前に見せた荒武者ぶりとは真逆の、かぼそい声で質問に応えていた。
歌手の吉井和哉にちょっと似ているかなと思ったが、俺の「誰かに似ている――」は当てにならない。
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