逃げる〇〇いるかい!
狭量な私ゆえに出た下品な言葉をお許しください。
北井佑季の勇気(ユウキのユウキ=無意識の駄洒落)あるイン切りだと思いきや、勢いを減じずそのまま加速している様におどろいた。昔のB級敗者戦の奇襲カマシならいざ知らず、記念競輪の決勝でそれは無理だろう。案の定新田祐大-佐藤慎太郎に追いつかれ、終わった。
車券やられる度に記者席に用意されている間食用の菓子をばりばり食べる他紙の記者がいた。気持ちはわかる。私も煎餅三枚囓ってやっと平静を取り戻した。
VTRを見る。
新田に瞬時の反応なかりせば、北井の大逃げが実を結ぶ可能性もあった? ともに刹那の判断。ぎりぎりの攻防だったと言えなくもないのかしら。ま、どちらにせよ競輪に「もし」はない。
今日は北井が逃げて新田-佐藤の番手捲り(別に組んでいるわけじゃないけど)、明日の伊東(第十二レースS級決勝)は大石剣士が逃げて深谷知広-和田健太郎の番手捲り(こちらは最初から並んでいる)である。
附記。上記の拙文をアップした後入浴し洗髪中にふと思った。そういえば去年の北井、京王閣記念の単騎の北井ってどんなレースだったんだっけ? 風呂からあがって今見た。ああ、平原康多の内から宿口陽一が優勝したやつだ。北井は終始最後方。前団のピッチがぐんぐん上がって(二段駆け作戦だった)為す術なし。いわゆる何も出来ずじまいだった。ふうむ。そうか。去年の二の舞だけは絶対に避ける。構えない。能動的に。自ら動く。先行もあって然るべき選択肢だったのだろう。そう納得した。
私の人性は狭量、競輪観も狭量なるかな。
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