皆さん、新年明けましておめでとうございます。

新年一発目のコラムは、グランプリを振り返ってみようと思いましてね。

グランプリを振り返ると言っても、こないだのグランプリじゃなくってね。

レースの分析は、鋭い観察眼を持った他のコラムニストの皆さんにお任せするとして。


私、グランプリとはとことん相性が悪いんですよ。

こうやって文章にするのも恥ずかしいくらいなんですがね。


初めてのグランプリは93年でした。

この時は吉岡から流していて、見事に裏を食いましてね。

神山が4年連続で2着の時は、こっちも4年連続で裏でしたよ。


以降こないだのグランプリまで22回も勝負して、当たったのはたった一度。

2002年の山田→富生で決まった奴。

当たるには当たったんですが、皆さんが嫌う「ガミ」。

どのくらいガミッたかと言うと、ズクで「バッチーン！」と張って、戻ってきたのが「チャリーン」。

稼ぎの悪い奴が珍しく大勝負したらこれですからね。



こんな私でもね、惜しかった事はあるんですよ。

皆さんも覚えてるでしょ、まだ「BOSS」と呼ばれる前の、後閑の幻のガッツポーズ。

あの時は私も一緒にガッツポーズしましたよ、特観席で実際に。

確かに着差は微妙でしたけど、本人がガッツポーズをしてるんだから間違いなかろうと。

ところが決定を聞いて、しばらく力が抜けて立てませんでしたよ。

「あぁ、閻魔様ってこんな声をしてるのか」とか「フヌケってこんな状態なのか」なんてね。

決定を聞くまでは頭の中で「回らない寿司屋で端から握ってもらって、その後は堀○内に繰り出して例の最高級店で○踊り」と、ほくそ笑んでいたのに。


だからね、やっぱりレースとの相性ってあるんだなぁ、と。

G1なんかはどれもそれなりにいい思いをした事があるんですよ。

あんまり大きい声で言っちゃうと税○署ににらまれちゃいますけどね。


ことグランプリに関しては、どうにも欲の皮が突っ張ってホームランしか狙っていないのもあるんでしょうね。

だってグランプリ以外で、1ヶ月も脳内レースを楽しめるレースってないじゃないですか。

で、その脳内レースを繰り返した結果、根拠の無い自信が確信に変わって「こいつが本線だ」と。

「こっちのパターンで来たら、クラウンのグレードが低い奴なら新車の乗り出し価格くらいにはなるな」なんてね。


だからこないだのグランプリ、浅井が勝てなかったのは私のせいだな、と。

いつもは絞って買うのに、本線4-全-全なんて情けない買い方に加えて、念を入れて全-4-全まで買ったんですよ。

3連単504通り中、112通りも買って外しちゃうんだから、もうグランプリとの相性が悪いとしか考えられない。

なので、浅井から勝負して寒い正月を過ごしている方には、浅井本人に成り代わりお詫び申し上げます。

相性の悪いグランプリで浅井を本線にして申し訳ありませんでした。

……なんて事はこれっぽっちも思っちゃいないんですがね(笑)


唯一、相性のせいではないのが世紀の凡戦だった一昨年のグランプリ。

立川のギャンブーブースにいた競輪小僧に「今日は儲けに来たのではない。後閑ファンとして後閑の優勝を見に来たんだ」なんて大見得を切ったのに。

まさか「関東はひとつ」とか抜かした輩がペテン師だったとは。

ま、具体的に誰とは言いませんけど(笑)

これにはBOSSも私もやられましたね。


で、結局ここまで書いて何が言いたいかってね。




寒い正月を過ごしている負け犬の愚痴ですよ。




今年のグランプリまで残り361日です。

もうあっという間です。

今年は早めに買い目を晒しますので、皆さんはそれを外して買ってください。

で、当たった方はご祝儀を弾んでください(笑)

これ、逆コーチ屋として食えませんかね(笑)


とりあえずは4日からの地元立川記念で一発長打をかましてやるとします。