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オールスター競輪をはさんだ小粋な物語

2022/08/16 21:00 閲覧数(483)
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 西武園オールスター競輪開幕の二日前に走った昼夜同時開催GⅢ決勝の昼間の方、岸和田の優勝は山本伸一(奈良・101期)だった。地元の南修二(大阪・88期)は一番人気に推されながら悔しい二着どまりであった。
 台風の影響により一日順延したオールスター閉幕の日、被さるようにはじまった奈良FⅠ開催に奇しくも南と山本の名前があった。初日の特選競走は近畿別線、先行策に出た山本の後ろを退かした南がすかさず番手捲りを打ち一着、山本は六着と大敗した。岸和田の「借り」を山本の地元奈良で返したかたちだが、まだまだ足りない? 準決は山本と南の二人が組み大本線、捲った山本は「二分の一車輪」南の差しをこらえ、ちょっとだけ初日のお返しをした。
 さて決勝戦。福永大智-南修二の大阪大阪、中井俊亮-山本伸一-三谷将太の地元地元地元、藤井栄二-椎木尾拓哉は兵庫-和歌山の並びで、なんと全員近畿の三分戦だ。
 オールスターをはさんでくりひろげられる、オールスターに乗れなかった南と山本の善き因縁戦――小粋な物語――とでも申しましょうか、ひとり面白がっているわたくしだ。
 附記。ひとつ前のA級決勝には噂の太田海也(岡山・121期の早期卒業生)がS級特進を懸け出走する。今回の太田は「絶対に特進してやる」のオーラ全開で毎日捲り。準決では奈良のバンク・レコードを更新してしまった。
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