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ふっと起こった既視感めいたもの~西武園オールスター後記

2022/08/15 22:37 閲覧数(488)
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 寺崎浩平-脇本雄太-古性優作-松浦悠士-吉澤純平-新山響平-小松崎大地-守澤太志-成田和也に並びがおちつき周回する。道中ふっと想った。見たことあるな昔、似たような構成の競輪だった。四人で組んだ第二ラインの内のひとりがするすると上昇、イン切り? ではなく本線の番手を外から攻めた。そこを残り三人になった別線が仕掛け、本線ともがきあい妙な崩れ方をしたのだった。後日予想屋が言った。あれは練られた高等作戦、さすがだねえ、プロはああじゃなきゃ、と。
 正直に申せば前述のように詳細がよみがえったわけではない。ただ既視感めいた画がちろり目に触れただけだ。
 赤板から突っぱる寺崎に集中していると、内側をするりと上昇する黒帽が目にはいった。松浦だ。数秒後にきめられ加減の脇本-古性が車を下げはじめたのがわかった。わたしはわたしの「既視感」に一瞬ぞくっとした。
 寺崎-松浦-新山-小松崎-成田-脇本-古性-吉澤、隊列は一変した。わたしは頭の中の希望絵図を修正する。――寺崎、とにかく目一杯。松浦、北勢に併せ番手捲り。脇本-古性、捲ればいいだけの話だ。ほぼそのとおり運んだものの、十秒八の超速捲り、西武園の皿バンク、さすがの古性も流れ込むのは無理だった。
 しかし、まあ、松浦にはおそれいった。瞬時の判断か、作戦の内かは知らないが、どちらにせよ、勝つための競輪を突き詰める頭脳派にはただただ感服する。たいして、黙考の末に松浦の二着三着しか考えられないわたしの競輪は貧しいな。
 松浦、惜しかった。脇本、あんたは強い。守澤、いつも三着に入れるの忘れちゃう。古性、「タイヤ差」新山を交わし四着は価値がある。なぜかって? 「タケバヤシさん、今回もはずしたらしいねえ――」と皮肉っぽく質されても、「ま、そのとおりなんですけど一着、二着、四着ですから。一歩前進、次、もう一回――」と、体裁をとりつくろえる。笑止――。


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