いかにも昭和風情の床屋が近所にある。
店名は「スミ―」。
「理容スミ―」の看板を最初見たとき、長音の「―」を漢数字の「一」と読み違え、「スミイチ」というギャンブルをやる人間にとって不吉な言葉を連想してしまった。
朝の1レースが当たったもののあとはノーホーラ、乃至はそれに似た負け方を自嘲するように、――スミイチだよゥ。枠番時代の競輪場ではそんな溜息言葉をそこかしこで聞いた気がする。視点を変えれば、当時の競輪は一回当たっただけじゃ駄目、数回的中してナンボの上がりというギャンブルだったとも言えるか。
車番式の車券に三連単と時代は流れ、一日二日払い戻しなしにも慣れっこになったと記せば、お前が下手なだけだと返されるだけだろう。枠複も枠単も売ってるぜ、そんな大金打つわけじゃァあるまい——?
仰るとおりだ。ご忠告ありがとう。だけどツマラナイ見栄が邪魔してそうもいかない。流行り廃りを半端に意識する俺は、二車単と三連単の狭間をウロウロおろおろ。
ブログ
最近のブログ
- ごく浅い主観と独善~いわき平記念観戦記 2026/01/25 17:11
- 本命の番手があるならよろこんで回る~いわき平記念決勝 2026/01/25 8:56
- 僕は途方に暮れない~大宮記念観戦記 2026/01/19 16:59
- 横断幕「こじまっち」 2026/01/18 13:39
- 二十万はつくだろう、と捨て鉢に言った~大宮記念決勝 2026/01/17 18:32



















