大括りにすると、脇本勇希も纐纈洸翔も小原丈一郎も、先行印象の薄い自在の道を往こうとしている様に見え、目ざすスタイルも三人三様だと察せられるのだが、今日は、各々の脚の差が、持っているスピードの差が、諸にとは言わないが、正直に出た決勝となった。むろん競輪は駆け引きと加速のゲームでもある訳だから、三人それぞれの随所に於ける判断乃至反応が結果を左右したのは確かなのだけど、それでも、引っ張り役を得た纐纈の番手捲りをも飲み込んでしまった脇本のスピードは、ひとつも二つも上だったと評したい。
最終レースが終わって、着順と払戻金の確定が場内に流れ、それが放送席で復唱されて、その後に見たいものは、そりゃ人間色色だから、おれは早く勝利者インタビューが見たい。わたしは何たって視聴者プレゼント。いやァ次回の開催告知でしょう……etc.
私はいの一番に今見たばかりの決勝をもう一度見たい人間だから、決勝のVTR無しには肩すかしを食らった様な気分だが、昼夜GⅢのリレー中継ゆえタイトな時間割という事もあるのでしょう。一寸待てばネットで視聴可能な事は承知しているが、払い戻しが読まれた直後に「ふりかえる」レース影像は、けっこう味わい深いものなのだという思いは変わらない。
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