小原丈一郎が自在になりたがっている、というかもう自在なのは明白であり、今回二日目の外競りもそうだし、最近は各場でイン粘りあり、ジカ宣言の番手勝負ありの闘いぶりを見せている。しかし、闘っているにはいるのだが、他人目にはまだ闘いになっていない場合も時折見受けられる。くだくだ長広舌は何の為になされているのだろうと一息つくと、小原丈一郎の自在を面白がるというか、好ましく思ってはいながら、まだまだびしっと車券で頭きめうちするには腰が引ける、という事なのだろう。内だろうと外だろうと競った時は思いっきり横を退かして、取った位置が番手であろうと三番手であろうと、目一杯のゴール勝負を演じきった児玉広志の風には、あたり前だが遠く及ばない。
【豊橋G三決勝】前述した第二日の競りとは、橋本優己(岐阜)-纐纈洸翔(愛知)のラインを外から分断に行ったレースであり、ゴールは橋本、小原、纐纈の順だった。二日目に押し合いへし合い体をぶつけ合った二人が決勝の六枠に同居している。その偶然と必然は、いったい何を暗示しているのだろう? それともそんな事気にするだけ無駄なのかしら? 前者の方が私向きなのは、本人が一番よく知っている。二車単の⑧⑨と⑨⑧。
附記。――早く人間になりたい。妖怪人間ベムの名台詞を不意に思い出した。
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